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医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2018年8月版): 海外医療ITの雄、Veeva(ヴィーバ)社をウォッチ開始!

皆様、こんにちわ、アジヘルさんこと田中大地です。

いやー、毎日暑いですね・・・確実にシンガポールより日本のが暑くて引いてます。。



さてー、7月も色々ありました!

まずはご報告からいくと、僕も所属するアイリス社が事業内容やチームを情報公開しました
インフルエンザの早期、かつ高精度診断をやるためにAIを活用した医療機器の開発をしています!!個人的には、ずっとWeb畑だったので、人生初のハード/デバイス開発でわからないことも多いですが、最高のチームで毎日楽しいです!!

▼アイリス株式会社 Webサイト、ぜひご覧ください!!
https://aillis.jp/

▼当社の代表の沖山のnoteもぜひご覧いただきたいです!!こんな話がいっぱい聞けるので、是非遊びにきてくださいー!日々いろんな人が遊びに来てくれるので気軽に声かけください!

「AIにできること、そして医療」
https://note.mu/sho_okiyama/n/need8afe7ed96


あと、フジロックに行ってきました!7年連続9回目!
ここ数年でいちばん多く友達が集まって、やっぱいっぱい人が集まるとやあ楽しいね!というところではあるのですが、一方で台風にやられまして、テントが崩壊し、避難所で寝泊まりする、という災難もありました。いやー、危うかったぜ。

▼テント帰ったら崩壊してました。大雨にやられ朝5時に荷物おいて避難・・・

テント崩壊

なんていうか、バックパッカー時代から、マニラで道歩いててホールドアップされたり、中東でバックパック盗まれたり、修羅場ばっかり経験してるので、修羅場耐性ついてしまっているのだけど、まともな神経ならトラウマものです。

———-

さて、本題、医療介護ヘルスケアIT企業最新ニュース行ってみましょう!

決算期も終わったので、今月は落ち着いていますので、サクッといきましょうー。

さて、まず日経平均の推移です。
2017.1.4:19,594円
2017.2.1:19,148円
2017.3.1:19,393円
2017.4.1:18,909円
2017.5.1:19,196円
2017.6.1:19,860円
2017.7.1:20,003円
2017.8.1:19,996円
2017.9.1:19,691円
2017.10.1:20,356円
2017.11.1:22,420円
2017.12.1:22,819円
2017.12.29:22,764円(大納会)
2018.2.1:23,098円
2018.3.1:22,068円
2018.4.1:21,453円
2018.5.1:22,467円
2018.6.1:22,201円
2018.7.1:22,304円
2018.8.1:22,553円

7月1日→8月1日騰落率:101%となっています。

では個別企業行ってみましょう。

医師向けサイト4社:エムスリーキャリア絶好調!!

企業名 2018年7月 2018年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
エムスリー[2413] 14,300 13,750 65.6 -550 96%
ケアネット[2150] 119 112 39.7 -1 101%
メドピア[6095] 151 138 115.7 -13 91%
MRT[6034] 82 82 410.1 +-0 100%

さて、まず医師向けP/Fを運営する4社から行きましょう。

エムスリー社は決算を発表しています。

▼エムスリー 1Q決算説明資料
https://corporate.m3.com/ir/library/presentation/pdf/20180725_04.pdf

エムスリーQ1決算説明資料

相変わらず、とんでもない成長ですね。

特にキャリア領域が大きく伸張しています。1Qだけで、売上47億円(昨対+39%)・利益20億(昨対+48%)とか何なんだ・・。

あと個人的な興味としては、オプティムとエムスリーの協働事業である「Doc+AI」(ドクエイ)が気になりますね
自分たちがハード作ってる故かもですが、診断アルゴリズムのNintendo Switchみたいなハードとソフト組み合わせたP/F化とか面白く感じます。ソフト側が、CTやMRIなどと個別連携は難しい中で、エムスリーを介して繋がれるということなので、アルゴリズムだけを開発するベンチャーとかは乗っかっていく価値は高そうです。

Doc+AI

▼医療用画像診断支援AIオープンプラットフォーム「Doc+AI」(ドクエイ)の構築を開始 ~ あらゆる医療向け画像診断支援AIアルゴリズムを利用可能 ~
https://corporate.m3.com/press_release/2018/20180725_001400.html

——
メドピア社は、PubMed掲載論文の日本語でのタイトル、アブストラクトを検索できる新サービス「JOURNAL」を発表しています。
昔、m3.com内にも同様の機能あった気はするのですが、使われているのかな?

▼医師専用コミュニティサイト「MedPeer」、良質な論文と出会える、医師のための論文検索・共有サービス「JOURNAL」をリリース
https://medpeer.co.jp/press/5751.html

確かに日本語で検索したいニーズは一定ありそうだな、と思いつつ、翻訳大変そうだなー、誰やるのかなと思っていたのですが、
翻訳は、どうやらシェアメディカル社の「医詞(いことば)オンライン」を用いられているようですね。これは精度どのくらい出るのだろう。
https://www.ikotoba.jp/?from=journalfooter

——

ケアネット社は、ICUにおける遠隔集中ソリューションの「T-ICU」社の拡販に向け、業務提携を発表しています。T-ICU社のソリューションを、ケアネットがセールスサイドを、ブイキューブ社がシステム面からサポートに入るようです。

▼ケアネット、T-ICU及びブイキューブとの業務提携を発表 ~ 日本の医療 を「遠隔集中医療 」で変える!! ~
https://www.carenet.co.jp/pdf/IRlibrary/library02/2018/tekijikaiji_20180717.pdf

T-ICU社は、「医療4.0」でも執筆されていた中西智之医師の創業したベンチャーで、ICUに特化した遠隔ソリューションを実現しようとしています。最近Beyond Next Venturesからも出資が行われているようですね。

▼T-ICU、Beyond Next Venturesなどから第三者割当増資による資金調達により遠隔集中治療ソリューションの展開を加速
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000033988.html


しかし、上の3社のリリースを見ても、大企業とスタートアップが提携し、新たなプロダクトを作っていくことが当たり前になっていることが実感できます。素晴らしいことです。

医療ヘルスケアBtoB 6社:バリューHRの新規事業は・・・?

企業名 2018年7月 2018年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
EMシステムズ[4820] 409 451 30.4 +42 110%
メディカル・データ・ビジョン[3902] 633 671 136.6 +38 110%
バリューHR[6078] 119 111 75.2 +6 93%
アトラ[6029] 59 69 22.8 +10 117%
Ubicom HD[3937] 113 98 34.8 -15 87%
データホライゾン[3628] 76 73 40.4 -3 96%


今月はこれらの会社から特段大きなニュースはなかったようです。

バリューHRがいくつか新規事業を発表していますね。キャリア事業の展開と、健保組合員が使えるクレジットカード発行を発表しています。

人材紹介は医療者向け?まだよくわからないですが、
クレカはバリューカフェテリアのポイントに変えられてると言われても、クレカオタクの僕には刺さらず、ちょっと流行るイメージはないですね・・・。健康組合独自でポイント付与率変更、とかできたらブレイクスルーするかもですが!

▼バリューHR、クレジット機能付き会員カード「健保応援カード」を発行、 普段の買い物に使うだけで健康保険組合の保健事業に貢献
http://ssl.eir-parts.net/doc/6078/tdnet/1611435/00.pdf

医療ヘルスケアBtoCその他: MTI、メディカルネットが本決算

企業名 2018年7月 2018年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
メディカルシステムネットワーク[4350] 145 139 26.5 -6 96%
エムティーアイ[9438] 377 378 16.9 +1 100%
DeNA[2432] 3,132 3,174 27.7 +42 101%
メディカルネット[3645] 47 37 34.4 -10 79%


MTI社は3Qの決算を発表しています。
昨対では引き続き落ちペースが止まらずですが、通気予想に対しては順調に進捗しています。

▼MTI Q3決算説明資料
https://www.mti.co.jp/ir/library/presentation/2018/20183Q.pdf

↓個人的には、2日に1回くらいのペースで自治体への導入がリリースされている「母子モ」アプリの売上が気になっています。
母子モアプリ


また、メディカルネット社は通期本決算を発表しています。
売上17.4億円(昨対+17%)、利益1.5億円(昨対+24%)と、売上利益ともに昨対大きく成長しています。人がぐっと増えているのですが、しっかりそのコスト吸収して、利益も上げていて素晴らしいですね。次の一手を楽しみにしたいと思います。

メディカルネット社員数推移

▼メディカルネット 通期本決算
https://www.medical-net.com/common/doc/ir/h30/ir_h30_20180726.pdf

介護IT 4社:カナミック、祝・東証一部上場!!

企業名 2018年7月 2018年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
NDソフトウェア[3794] 201 214 18.4 +13 106%
カナミックネットワーク[3939] 242 331 144.2 +89 137%
インターネットインフィニティ[6545] 119 107 89 -27 90%
ブティックス[9272] 117 113 84.7 -4 97%


介護IT4社行ってみましょう。

カナミックネットワーク社が東証一部上場を発表しています。2016年9月からマザーズ上場から、約2年弱のスピードでの東証一部上場素晴らしいですね!関係者の皆様、おめでとうございます!!

▼カナミックネットワーク 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更に関するお知らせ
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80746/6750caf8/195e/4a7d/8507/c8fd1cf0553d/140120180718481977.pdf

海外医療ヘルスケアIT3社:Veevaをウォッチ開始!

企業名 2018年7月 2018年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
Teladoc health[TDOC] 3,696 3,930 +234 106%
athenahealth[ATHN] 6,430 5,953 110.7 -477 93%
Veeva Systems[VEEV] 9,270 9,065 74.4 -205 98%

※時価総額の単位は百万ドル


今月より、海外部門でウォッチ企業を入れ替えまして、Veeva Systems社を新規に追加しました。なお、代わりに、あまり面白みのなかったNantHealthのウォッチは辞めようと思います。

Veeva社は、製薬業界では知らぬ者はいないくらいのなぜ今までウォッチしてこなかったのかわからないくらいの注目医療・ヘルスケアIT企業です。

設立は2007年と、わずか設立から10年強ながら時価総額は約1兆円を超えてきており、急成長を遂げている会社でもあります。

その意味では、エムスリー的なポジションに近いのかもしれません。実際に、ウォッチ企業の中ではエムスリーに次いで高い時価総額となっています(エムスリーがVeeva越してるってのもやばいのだが・・・)

▼Veeva Systems Webサイト
https://www.veeva.com/

主要サービスは、全てクラウドサービスであり、製薬会社の製品開発のための管理ツール(Vault)とマーケティング(Veeva CRM)と大きく分けると2つに分類できそうです。
ただ、例えば製品開発のためのツールだけでも臨床開発(Clinical)/薬事(Regulatory)/品質管理(QMS)と細分化しており、これらの複雑怪奇な工程から上市後のマーケティング・安全管理など一限で管理できる、という強みを持っております。

シェアは日に日に拡大しており、現在では、Veevaのサービスを1つも使っていない製薬会社を探す方が大変、くらいの製薬会社における浸透率です。(意外と外資系製薬の日本やシンガポールの勤務の人に聞くと、グローバルヘッドが使えっていうから使わざるを得ない、なんて言葉を聞くこともありますが、まあこういった揶揄は圧倒的No.1の宿命ですかね

▼Veeva社顧客一覧(ひぇええー)
https://www.veeva.com/jp/customers/

また、徹底的な提携戦略を取っていることでも知られており、例えばSalesforceと営業管理で、Zoom社とWeb講演会で、といった形で企業とシステム連携を加速しています。日本の製薬マーケ関連ベンチャーでも「うちはVeevaの公式パートナーです」という営業トークもよく聞くようになりました。

かつては、Veevaに追いつけ追い越せと、同領域にチャレンジするスタートアップも多くおりましたが、Veevaが力を強めるに連れてだいぶ減ってきた印象です。

どこかで時間があれば、Veevaについても紹介してみたいとは思いますが、まあサービス多すぎて手がかかるので、まずは継続ウォッチから始めたいと思います。

————

他、Teladoc社が会社名をTeladoc healthに変更するというアナウンスがされておりました。
http://ir.teladoc.com/news-and-events/investor-news/press-release-details/2018/Teladoc-Announces-Corporate-Name-Change-to-Teladoc-Health/default.aspx

さて、以上で、今回の定点観測はおしまいとさせていただきます。

今月はあまりニュースがなく、若干面白みにかけますが、久々にサクッと終わって助かりました。笑 

では、また来月です!!暑い日々が続きますが、熱中症にならぬよう、今月もWork Hard, Play Hardで頑張りますー!

->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ

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コメント

  1. たけし より:

    ケアネットの数字が間違ってるきがします、、お疲れ様です。

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