皆様、こんにちは、アジヘルさんです!
今月ももりもり元気にやってきます、業界関係者必読、医療介護ヘルスケア最新ニュース7月版です!
さて、まずいつもの7月のアジヘルさんコーナーです。
7月も公私ともに盛りだくさんでした。
オーセンティックな雑誌『研究開発リーダー』に寄稿し、全文公開してみたり、
「withコロナ時代のヘルスケアビジネスを考える」というテーマで、『研究開発リーダー』に寄稿致しました。https://t.co/wqnxJl5AEN
執筆当時(4月)の自身の考えていたことがよくまとまった良記事だと思います。無料・全文公開するので是非お読みください。#アジヘル #IoMD #オンライン診療
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 16, 2020
ストレングスファインダー久々にやったらまるで別人みたいになってたり、
超成長スタートアップで1年半COOを経験した結果ストレングスファインダーの強みTOP5が全部入れ変わり、超戦闘力高そうな強みになった。→現在のTOP5:戦略性、最上志向、自己確信、目標志向、未来志向#ストレングスファインダー pic.twitter.com/65cDCpROmY
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 12, 2020
フジロックもやれない中、客同士の距離を離して椅子を設置しフェスをやるというイベントでROVO見てきたり、
自然と一体化できる#ROVO #ライブフォレスト pic.twitter.com/smTgjXn3d8
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 11, 2020
友人の阿久津さんの新刊『本の読める場所を求めて』にただひたすらに心動かされたり、
fuzkue店主・阿久津さんの新刊『本の読める場所を求めて』をB&Bで買って、初下北フヅクエ。
店の作り手視点でありながら、「本を読む場所がない!」と探し続ける姿は自分の過去の体験そのまま。これは読書版グミ・チョコレート・パインだよ!
前半爆笑、まさかおわりにでこんな泣くとは。マスクに感謝 pic.twitter.com/LyeVssA1uy— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 19, 2020
あとついに幼少期から苦しめられ続けた花粉症に一矢報いようと舌下免疫はじめてみたり、
ついに舌下免疫療法のシダキュアはじめたよ!!これから2ー3年毎日飲むとか偉業すぎて未達の予感しかしない pic.twitter.com/JIoXOcwL20
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 21, 2020
3連休で岡山に旅行に行ってきました〜(大自然リモートじゃなくて旅行)児島でジーンズ買ったり、瀬戸内の神食に毎日泣かされてました。
最&高 pic.twitter.com/sffIrN4EtY
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 24, 2020
色々やってて楽しそうですな!
フジロックがなかったことだけが唯一の残念なことですよ!
さて、ご挨拶はこのあたりにして、早速本編行ってみましょう。
今回は(も?)ボリューム多めなので、前編後編でお届けしたいと思います。
まずは前編、エムスリーの決算とメドレーのオンライン診療の動きに注目です!
まず日経平均の推移です。
2019.4.1:21,205円
2019.5.1:22,258円
2019.6.1:20,601円
2019.7.1:21,275円
2019.8.1:21,521円
2019.9.1:20,760円
2019.10.1:21,755円
2019.11.1:22,927円
2019.12.1:23,297円
2020.1.1:23,656円
2020.2.1:23,205円
2020.3.1:21,142円
2020.4.1:18,065円
2020.5.1:19,619円
2020.6.1:22,062円
2020.7.1:22,121円
6月→7月の騰落率は、100%となっています。
エムスリー、第1四半期の決算を発表!
メドレー、CLINICSの診療回数を公開!
DeNA&エーザイ、スマートフォンアプリ「Easiitアプリ」を共同提供!(後編記事へ)
カナミック、「要支援要保護児童等リスクアセスメントAI評価システム」を販売開始(後編記事へ)
Teladoc、InTouch Health買収&決算を解説(後編記事へ)
では個別企業行ってみましょう。
医師向けサイト4社:エムスリー、第1四半期の決算を発表!
企業名 | 2020年7月 | |||
時価総額 | 予想PER | 騰落率 | ||
エムスリー[2413] | 36,513 | 168.7 | 117% | |
ケアネット[2150] | 188 | 43.3 | 121% | |
メドピア[6095] | 710 | 129.6 | 123% | |
MRT[6034] | 70 | 53.1 | 84% |
エムスリーが超好決算を発表したので、見ていきたいと思います!
▼エムスリー、第1四半期会社説明資料
https://corporate.m3.com/ir/library/presentation/pdf/20200729_03_presenJ.pdf
以下、第1四半期の連結業績の資料を掲載しました。
売上高は前年比15%増、営業利益(株式の売却、評価などのインパクトを除く事業面だけの観点)は41%増と、コロナ禍において凄まじい伸び率を達成しています。
特に、メディカルプラットフォーム事業の利益(株式売却のインパクトを除く)が前年比100%増と信じられないような成長をしています。
決算発表後、エムスリーの時価総額は4兆円を越しましたね!
まだまだ一般的には名前も知られていない企業が、みずほや三井住友FG、伊藤忠や三菱商事、花王以上の時価総額という構造が本当にこの業界の面白さをよく表していると思います。
今回の記事では、この状況下における、エムスリーの最大の業績牽引要因である製薬マーケティングの現状、オンライン診療サービスの構想と機能に関して見ていきたいと思います!
新型コロナで製薬マーケティングの受注は前年比2.5倍に!
エムスリーの業績に1番大きなプラスの影響をもたらしているのは、祖業でもあるMR君を含む製薬マーケティングの領域です。
MR君とは、m3.com内の医師と製薬企業MRの情報交換をサポートするサービスのことであり、医師とMRをWEB上でつなぐことによって効果的に情報を提供し、営業の生産性向上を実現するためのツールです。
MR君について詳しくは、少し古いのですが、こちらの過去記事[https://healthcareit.jp/?p=157]にも書いてありますので、是非お読み下さい。(この「徹底分析エムスリー」シリーズアップデートしたいな〜いつか時間をつくるぞ・・!!)
会社説明資料では、製薬マーケティング支援の受注額が対前年Q1と比べて、2.5倍以上増加したと掲載されています。
新型コロナの影響で、リアルMRによる対面営業が難しくなっている中、MRによるコストが減っています。即人をカットするわけではないので、人件費はそこまで変動ないでしょうが、講演会・学会・ランチョンセミナー含む対面営業にかかるコストの減少や、コントラクトMRの契約解消が続いている状態です。
EDINETで製薬企業上位10社の経営指標を確認したところ、9社の企業で新型コロナウイルスの拡大による販促費用の減少という記載がありました。
とはいえ、大手製薬会社としては、営業/マーケ活動も必要ですし、また一度確保した予算は使わなければならず、その予算がデジタルマーケティングにまわっているという話を聞きます。
ここでエムスリーやメドピアといった企業に予算が大きく回っているという状態になっています。(私も個人事業で製薬会社のマーケ支援をしていますが、デジタルシフトの影響は肌で感じまくってます・・めちゃくちゃ仕事のご相談をいただく)
僕の周りの製薬のデジタルマーケティング支援をやっている会社の課題が、営業ではなくデリバリーになっているの衝撃。需要が逼迫しすぎて、納品できず断る案件が増えまくっている。
製薬会社のデジタルシフト待ったなしだな。— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) August 19, 2020
以下の資料に掲載されているとおり、新型コロナの影響で「m3.com」へのアクセスは急速に増大しています。新型コロナ関連の情報をサイト上から得ているのでしょう。こうしたトラフィックの向上も、中期的には製薬マーケティングの売上増に貢献するでしょう。
デジタルに特化したMRサービスも注目
エムスリーは、グループ会社であるエムスリーマーケティング社によって、MR君などを活用するデジタルマーケに特化したリモートMRのアウトソースサービスも行なっています。以下の資料に大まかな比較を掲載しました。
今後、「リモートMR(メディカルマーケターのような存在)がリード獲得的な位置づけで大要的な説明をした後に、各製薬会社のリアルMRが具体的な説明をする」みたいな営業方法も出てくるかなと思っています。
製薬企業がMR営業のリモート化を加速
新型コロナの影響により、製薬企業がMR営業のリモート化を積極的に進めています。
以前からMR費用の削減は重要視されており、リモート営業などの取組みによる効率化は推奨されてきました。しかし、慣習的に医師からの抵抗もあり、なかなか進んではいませんでした。
しかし、今回のコロナ禍で対面営業が自粛や禁止となり、リモート化に移行せざるを得ない状況となり、一気に構造変化が起こっています。
最近のニュースで、大日本住友製薬が「リモート専任MR」のみで自社製品の病院採用を実現させたことを発表しました。大日本住友製薬の営業本部長は、「クロージングはMRの特権だと話していたが、今はそうではない」と言い切っています。
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69709
また、アステラス製薬も6月から「myMR君」を採用し、リモートによるMRからの情報提供の開始をリリースしています。
https://corporate.m3.com/press_release/2020/20200608_001609.html
ウィズコロナだけではなく、ポストコロナでもリモートMR営業が本格的に標準化するのではないかと思います。
以前紹介したVeevaの記事にも、リモートMR営業について書きましたので、是非お読み下さい!
▼参考
“製薬企業の余った予算の使い道としてのデジタル“という状況が、半ば強制的に起きることで、今後デジタル中心でも医薬品の売上が落ちないじゃん、ということが証明されたならば、いつかは起こると言われ続けていた「製薬会社のデジタルシフト」、という世界の実現ができるかもしれません。
今後も、製薬マーケティングの変化に注目して行きましょう!
オンライン診療サービスの状況や機能とは?
また、製薬マーケティングと並んで、新型コロナの状況下で注目の集まるLINEヘルスケアについてもこのタイミングでアップデートを見ていきましょう。
LINEヘルスケアの戦略については以前の記事(https://healthcareit.jp/?p=2355)で予測しましたが、「オンラインとオフラインを融合したNo.1ヘルスケアプラットフォーム」になることを掲げています。
上の資料から、オンライン診療に参入することにより、ヘルスケア業界全体をカバーするサービスになるという構想が分かります。
「LINE」の国内月間利用者数8,200万人のユーザーベースと、「m3.com」における28万人以上の医師会員および16万人以上の薬剤師会員基盤を持っている彼らに対抗できる企業は少ないでしょう。
LINEPayとの連携や診療予約の機能が追加されることが、ニュースから発表されているので、もうすぐリリースされるオンライン診療サービスに期待したいと思います!
▼LINE、オンライン診療サービスを今夏リリース LINE Pay連携や予約機能も検討
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2005/29/news083.html
LINEヘルスケア上での医師の対応で問題が発生
しかし、LINEヘルスケアの遠隔健康医療相談サービスで問題が発覚しています。医師による相談者への暴言です。
医師からは、「ガキンチョ」「世間知らずの10代の女」「死ぬのが正解」という考えられないような言葉が相談者に対して発せられています。
相談者は、精神的な問題を抱えていてサービスを利用したと思います。もし自分が辛くて他の人に言えないような不安を相談し、この回答が返ってきたら、絶望すると思います。
あくまで相談という位置付けかもしれませんが、この問題は相談者の生活や命を左右することにもなります。
LINEヘルスケアに限らずですが、同様の健康相談サービスにおいては、医師の教育や採用の課題、ネガティブチェックの自動化など、同様の問題を起こす可能性がないかを対策しなければどこかで利用の拡大が止まってしまいます。
LINEヘルスケア自体は世の中に非常に価値あるサービス提供をしていると思っておりますので、今後の改善をしっかり期待していきたいものです。
オンライン診療を利用した医師はリモート面談に抵抗が小さい
最後になりますが、ヘルスケア業界に特化したコンサルティングファームであるエムシーアイ(MCI)が、興味深い調査結果を発表しています。
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69588
「オンライン診療を経験した医師ほど、ウエブ会議システムを通じたリモート面談の活用に抵抗がない」という調査結果です。
医師にリモート面談を利用したいかどうかを聞いたところ、「利用したい」または「やや利用したい」との回答は、オンライン診療を経験した医師では42.8%、オンライン診療に取り組んでいない医師では17.2%で、約25ポイントの差がついたと言います。
新型コロナをきっかけに起こった大きな変化。リモートMRとオンライン診療というサービスの両輪で、 エムスリーの今後の事業拡大がますます楽しみです。
注目 7月 医師向けサイト その他注目のニュース
▼エムスリー
ソニーと新型コロナウイルス対策支援で医療・介護施設に遠隔面会システムを提供 ~6か月間1000台を無償貸与、希望施設には継続提供も~
https://corporate.m3.com/press_release/2020/20200706_001621.html
▼エムスリー
M3 Wake Researchが、モデルナのCOVID-19ワクチン治験において、米国で被験者を登録する最初の施設に選定
https://corporate.m3.com/press_release/2020/20200729_001624.html
▼エムスリー
Uストックオプション(新株予約権)の付与に関するお知らせ
https://corporate.m3.com/ir/release/2020/pdf/20200729_01.pdf
▼ケアネット
2020年12月期第2四半期 決算説明動画に関するお知らせ
https://www.carenet.co.jp/wswp/wp-content/uploads/2020/07/kessan_setsumei_20200720.pdf
▼メドピア
Mediplat SmartHR社との共催でオンラインセミナーを開催 「テレワーク環境だからこそ考えるこれからの働き方」
https://medpeer.co.jp/press/8076.html
▼メドピア
メドピアグループ、富士薬品に産業保健支援サービス「first call」を提供
https://medpeer.co.jp/press/8090.html
▼メドピア
メドピアと日本経済新聞社、ヘルステックのグローバルカンファレンス 「Healthtech/SUM」を12月9日・10日に開催
https://medpeer.co.jp/press/8101.html
▼メドピア
産業保健支援サービス「first call」、産業医向けオンライン勉強会を8月より開講 産業医の実践的な知識の習得をオンラインでサポート
https://medpeer.co.jp/press/8112.html
▼メドピア
メドピアグループ、日本経済新聞社と共同展開する歩数記録アプリ「日経歩数番」、「島耕作バージョン」にフルリニューアル
https://medpeer.co.jp/press/8125.html
▼メドピア
医師のためのインターネットテレビ「MedPeer Channel」、8月上旬からオンデマンド配信型にリニューアル
https://medpeer.co.jp/press/8135.html
▼メドピア
産業保健支援サービス「first call」、ストレスチェックサービスの無料提供を開始
https://medpeer.co.jp/press/8163.html
▼メドピア
メドピア、日本心臓病学会と共同で「超高齢者への抗凝固療法」に関する専門医の対談動画を制作 8月上旬より「MedPeer Channel」にて公開
https://medpeer.co.jp/press/8180.html
▼MRT
大阪府と新型コロナウイルス感染症対策に向けた連携協定の締結のお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6034/tdnet/1862800/00.pdf
医療ヘルスケアBtoB 10社:メドレー、CLINICSの診療回数を公開!
企業名 | 2020年7月 | |||
時価総額 | 予想PER | 騰落率 | ||
EMシステムズ[4820] | 637 | 43.3 | 88% | |
メディカル・データ・ビジョン[3902] | 563 | 93.3 | 115% | |
バリューHR[6078] | 156 | 31.9 | 91% | |
アトラ[6029] | 19 | 9.2 | 95% | |
Ubicom HD[3937] | 265 | 43.8 | 99% | |
データホライゾン[3628] | 61 | 41.2 | 86% | |
アズワン[7476] | 2,325 | 46.6 | 95% | |
ノーリツ鋼機[7744] | 543 | 41.4 | 100% | |
JMDC[4483] | 1,870 | 110.0 | 113% | |
メドレー[4480] | 864 | 281.1 | 83% |
CLINICSの累計診察回数が10万件超え!
メドレーが2020年6月にCLINICSの累計診察回数が10万件超えたことを[プレスリリース]で公表しました!
さらに詳細なデータも公表されており、コロナ後は保険診療が増加(48.5% → 76.5%)したようです。また、保険診療における診療科の内訳は、従来から多かった内科に加え、精神科・心療内科、小児科、アレルギー科、産婦人科、皮膚科での活用も進んでいるようです。この辺の診療科と親和性が高いのが伺えます。
また、CLINICSを実際に導入している医療機関の医師にアンケート(有効回答数:医師104名)を実施したところ、利便性向上81.7%、院内感染の防止70.2%、通院継続率の向上52.9%となっています。ただ、患者の利便性・満足度について医師が回答しているので参考値程度に考えた方が良さそうです。
診察回数を公表すること
国内のオンライン診療サービスを展開している会社で、診察回数を正式に公表したのは、メドレーが初めてです(ちなみに SBCメディカルグループの提供するアイメッドは、こちらの記事でオンライン診療の受診者が2万人を突破したと記載されています)。
これまではどのオンライン診療サービスを提供している会社も、実績としては、医療機関の導入件数を押し出していましたが、メドレーが初めて、診療回数を公開しました。
メドレーが診察回数を公開したのは、他社サービスの診療回数を超えているだろうと読んでのことだとは思いますが、当然リスクも伴う決断ですので、かっこいい意思決定だと思い興奮しました!
オンライン診療は導入件数ではなく診療回数で語られると次のステージに行けると主張してきましたが、遂にメドレーがやってくれました!10万回という数も勿論ですが、先陣切って数を出す姿勢がカッコいい! #NewsPicks https://t.co/5C9cvMj4DH
— アジヘル@AI医療機器アイリスCOO (@healthcareITSG) July 1, 2020
海外では診察回数の公開はスタンダード
ちなみに、海外のオンライン診療サービスでは、診察回数は実績として公開するのがスタンダードになっています。平安好医生は2019年のデータで1日あたりの相談件数が72.9万件(アニュアルレポート)、Teladocは2020年の第一四半期だけで200万回の利用があったと報告しています(プレスリリース)。これらの数値を単純比較はできませんが、ものすごい数値ですね。
今後医療機関がオンライン診療の導入を検討する際に、単に導入件数だけではなく、実際にどれだけ顧客(医師、患者双方)に価値提供しているのかをダイレクトに評価する指標である「診察回数」がスタンダードになってほしいものです。
メドレーを皮切りに、他社サービスも診察回数を公開していく流れになっていき、健全に市場が盛り上がって行くことを期待しています。
おまけ|厚生労働省の電話診療・オンライン診療の実態レポート
ちなみに厚生労働省が2020年4月~6月にかけての電話診療・オンライン診療の実態に関してのレポートを公表しています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000657020.pdf
上の図はレポートの一部抜粋ですが、初診のみのデータになってしまいますが、一番大きかった5月には1万件の初診があったようです。
また、意外にもオンライン診療より電話診療の件数が多く、6月のデータでは電話が61.4%となっております。
現在の時限的緩和では、オンライン診療サービスを使わず、電話のみでも保険点数の算定ができるようになっていますので、まだ医師、患者ともに慣れないツールを使ったオンライン診療よりも、電話のほうが多いという結果になっているのではないかと思います。
しかし、視覚情報がより有用な情報となる、皮膚科や眼科に関しては電話診療よりもオンライン診療の方が、割合が高くなっているというのも興味深いですね。
新型コロナをきっかけに、オンライン診療もついに本格的に日本でも進みつつあり、どんどんこうしたデータも出てくると思います。今後もアジヘルブログでは、ウォッチしていきます!
注目 7月 医療ヘルスケアBtoB その他注目のニュース
▼メディカル・データ・ビジョン
診療データベース概況(2020年6月末日集計)実患者数3,207万人
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1339.html
▼メディカル・データ・ビジョン
緊急事態宣言解除後の患者受療動向アンケート 4割弱「改善」、5割「現状維持」、1割「悪化」
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1346.html
▼メディカル・データ・ビジョン
健診システムからの未病データで医学・医療の進歩に貢献 MDV、Be・α全株式取得し、連結子会社化
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1350.html
▼メディカル・データ・ビジョン
新型コロナウイルス感染拡大の影響で電話等診療が急増 電話等再診料4月は5000件超、疾患は高血圧症が最も多い
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1351.html
▼メディカル・データ・ビジョン
急性期病院、5月外来収益2桁減少 患者数・収益とも前月比減少幅拡大
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1353.html
▼メディカル・データ・ビジョン
茨城、つくばセントラル病院が「CADA-BOX」導入 診療データ手元に人間医学を実現
https://www.mdv.co.jp/press/2020/detail_1352.html
▼メディカル・データ・ビジョン
KYOKUTO INVESTMENT REPORT 2020 年 7 月 6 日 参考銘柄メディカル・データ・ビジョン(3902)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3902/ir_material_for_fiscal_ym1/83475/00.pdf
▼メディカル。データ・ビジョン
自己株券買付状況報告書
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3902/announcement/59673/00.pdf
▼メディカル・データ・ビジョン
株式会社システム ビィー・アルファの株式取得(子会社化)に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3902/tdnet/1860078/00.pdf
▼Ubicomホールディングス
IRレポートが公開されました(インベストメントブリッジ)
https://www.ubicom-hd.com/ja/news/news-8934124094099326325.html
▼Ubicomホールディングス
対談動画が公開されました:「新たな高収益マネタイズモデル」の創出に向けたUbicomホールディングスの戦略に迫る
https://www.ubicom-hd.com/ja/news/COPY-news-8934124094099326327.html
▼アズワン
臨時報告書
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7476/ir_material_for_fiscal_ym2/83407/00.pdf
▼アズワン
譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7476/tdnet/1859107/00.pdf
▼アズワン
株式給付信託(取締役向け)及び株式給付型ESOP信託の制度継続並びに第三者割当による自己株式処分に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7476/tdnet/1859109/00.pdf
▼ノーリツ鋼機
連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7744/tdnet/1858381/00.pdf
▼JMDC
JMDCグループ、病院・薬局検索サイト「SCUEL」のサービス拡大及び地域医療・介護情報ニュースプラットフォーム「SCUEL NEWS」の無償提供を開始
https://www.jmdc.co.jp/2020/07/01/news20200701/
▼メドレー
神奈川県とメドレー、オンライン診療システム「CLINICS」を活用し、入院患者のためのオンライン面会の実証を開始
https://www.medley.jp/release/clinics-59.html
▼メドレー
メドレー、専門家グループ・Google・メディカルノートと、新型コロナウイルスに関する情報発信において連携を開始
〜協働制作の医療情報コンテンツをオンライン医療事典「MEDLEY」で発信〜
https://www.medley.jp/release/google-medley.html
▼メドレー
老人ホーム検索サイト「介護のほんね」、介護事業者と連携して “オンライン見学” サービスを開始
https://www.medley.jp/release/post-9.html
さて、このあたりで一旦休憩にして、残りは後編にしますね。
後編もDeNAとエーザイが取り組む認知症プラットフォームや、世界のオンライン診療No.1プレイヤーTeladocが取り組むIoMDの事例など盛りだくさんでお届けしますので、更新をお楽しみに!
->医療介護ヘルスケア企業最新ニュース7月版後編はこちら
->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ
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