この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

医療介護ヘルスケアITの時価総額(2016年8月版): USの遠隔診療の旗手テラドックをカバー開始

皆さんお久しぶりです!体調悪かったり、あちこち出張などで、ブログ更新がだいぶ遅れました。日本は長い夏休みでしょうか、うらやましい!といっても僕もフジロック行ったりラオス行ったりしましたが。

ブログ更新できなかった代わりにといってはあれですが、ラオスで書いてた旅日記でも更新していこうかな(笑)

さて、8月もだいぶ過ぎてしまいましたが、いつもの定点観測いってみたいと思います。(なお各数値は8月1時点のものを使用しています。)

日経平均の推移は、
2016.1.4:19,033円
2016.2.1:17,890円
2016.3.1:16,085円
2016.4.1:16,164円
2016.5.1:16,666円
2016.6.1:16,955円
2016.7.1:15,682円
2016.8.1:16,635円

7月→8月騰落率:106%

だいぶ戻ってきましたね。イギリスEU離脱の影響でどこまで落ちるか読めなかったのもあり、かなり現金化を進めすぎたことをほんと後悔しました。攻めていればだいぶプラスになったのに・・・。

まあ気を取り直して、早速個別銘柄を見ていきたいと思います。

医師向けサイト4社:MRTはなんとピーク時から・・・

銘柄 2016年7月 2016年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
エムスリー[2413] 11,943 10,892 76.1 -1,051 91%
ケアネット[2150] 38 37 23.0 -1 97%
メドピア[6095] 47 43 364 -4 91%
MRT[6034] 124 86 74.4 -38 69%

医師向けサイト4社はどこも昨月比マイナス成長となっています。

エムスリーは第一四半期決算を出しています。引き続き高成長に見えますが、為替差損による包括利益の減少が株価の足を引っ張っているかもしれません。

また、MRTはピーク時の時価総額300億から考えると、予想通りと言いますか、なんとピーク時対比25%程度まで時価総額を落としています。うーんしかし高いところで手を出した人は大変な損害ではないでしょうか。レバレッジなしの単元株でも最大40万円ほどの損害・・・ぞぞぞ。

BtoBサービス4社:アトラの戦略ばっちし決まる

銘柄 2016年7月 2016年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
メディカルシステムネットワーク[4350] 143 164 13.4 +21 115%
EMシステムズ[4820] 217 236 13.7 +19 109%
NDソフトウェア[3794] 144 147 20.5 +3 102%
アトラ[6029] 100 112 37.2 +12 112%

アトラは業績予想の上方修正を出しており、引き続き好調な株価推移を見せています。

療養費=国からの保険請求に依存しすぎない体制構築、いわゆる自由診療の拡大を同サービスを利用している鍼灸院、整骨院に対して促しているようです。

このコンサル+セットで機材販売をこなし、売り上げの拡大に繋がったということ。鍼灸、整骨は往々にして技術のプロが開業する形になるので、経営のプロではない経営支援は需要が大きそうです。

しかも、医療業界と同様の構造であれば、自費診療拡大が進めば進むほど、各医院の広宣費率も拡大していくことが予測されます
当然アトラとしてはこの領域の患者向けプラットフォームも抑えていこうとしていますので、そこにかかる広宣費増も期待できるでしょう。

バーティカル領域特化で包括的なサービス提供をしている企業ならではの勝ち筋ですね。うーんますます一部上場前に買い損ねたことが悔やまれる、市場全体が落ちアトラが連れ安を見せたらしっかり買っていきたいところです。

BtoCサービス6社:MTIの利益上方修正は吉報か凶報か

銘柄 2016年7月 2016年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
ネクスト[2120] 1,145 1,159 36.8 +14 101%
エムティーアイ[9438] 392 420 12.8 +28 107%

 日本メディカルネットコミュニケーションズ[3645]

28 23 33.0 -5 82%
じげん[3679] 604 600 52.1 -4 99%
グリー[3632] 1,393 1,241 10.4 -152 89%
DeNA[2432] 3,575 3,961 17.3 +386 111%

ネクストは比較的安くなってきているので、買ったり売ったりしてコツコツ稼がせてもらってます。ほんとは長期保有したいのだけど・・・買った瞬間あがるので、ついつい売りたくなってしまう。いざ上がるタイミングで持ち損ねて、じげんみたいに後悔につながらないようにしたいと思います。

さてMTIは利益上振れ、業績予想の修正を出しています。
ただし有料会員が明らかに減少したことに伴う、広宣費が使用しきれなかったことによる利益向上であるため、個人的には黄色信号な予感もしています。

なお、有料会員の減少は下記のいずれかが原因であることが考えられます。
・端末0円廃止でそもそも携帯を新規購入する・機種変更する母数が減少
・MTIのリアルアフィリエイトネットワークが弱くなった

もともとリアルアフィリエイトという強靭なビジネスモデルを作ってしまったMTIのため、ユーザー視点でサービスを開発することに相対的に弱い可能性があります。この有料会員数に長期的に改善傾向が見られないと、少し良くない方向かもしれません。
利益自体は、広告出稿を減少させれば、出そうと思えばいつでも利益は出せものですからね・・・。

医療データ3社:データヘルスの未来はいかに

銘柄 2016年7月 2016年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
データホライゾン[3628] 37 38 37.3 +1 103%
メディカル・データ・ビジョン[3902] 179 183 105.2 +4 102%
バリューHR[6078] 53 52 25.1 -1 98%

データホライゾンは決算期の変更で3か月の変動決算を発表しております。次期は売上高21億円、利益1億円予想とのこと。

個人的には、ヘルスケア業界にいてなんですが、法改正などの圧倒的なインパクトがない限り、個人のヘルスケアにおいての行動変容はそうそうないと思っているので、データヘルス自体まったく不確かな領域だと思っているのですが、しかしホットトピックであることは間違いないですし、国策としても自治体からの受注は一定増えるでしょう。

データホライゾンはこの領域を引っ張っている会社でもありますので、数年以内では継続的に株価も上がっていくのではと思ってはいます。5年超えるとだいぶ厳しいかなと思ってはいるのですが。(その頃には大幅な法改正の可能性もありそうですが)

メディカル・データ・ビジョンは相変わらず落ちないですねー。一部鞍替え前に、調整局面があるのか・・・また買えなそうな予感がします。いつ鞍替えニュース来るかと毎日ドキドキしてます。

海外ヘルスケア3社:遠隔診療の期待の星テラドックをカバー開始

銘柄 2016年7月 2016年8月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
WebMD[WBMD] 2,258 2,324 34.3 +66 103%
Everyday Health[EVDY] 263 264 +1 100%
Teladoc[TDOC] 622 675 53 109%

※時価総額の単位は百万ドル

前月の予告通り、今月より順次海外ヘルスケア銘柄を追加していきたいと思っています。

まず第一弾として、アメリカでネット、モバイル、電話で24時間対応の遠隔診療プラットフォームを提供するテラドックをカバー開始します。最近日本の主要遠隔診療プレイヤー各社の方とお会いし、この領域ももっと深掘りしたいと思いました。

テラドック http://ir.teladoc.com/investors/default.aspx

USのヘルスケアITはほぼ赤字ばかりで、期待で株価がつきがちですが、ここも同様現状は赤字です。
なお今期の通期予想は売上USD 120 million前後、利益で50 millionの赤字となっています。しっかり売上出てるなー。またユーザーの増加率は昨対50%増といった伸びが続いているようです。なお、これまでの資金調達額は2億5千万ドルに昇っています。

なお、USと日本の事情の違いとして、USは遠隔診療のほうが安いですね。USではご存知の通り、皆保険がなく、個人家庭における医療費が家計を揺るがす問題になっています。

これらの事情の違いがあるため、安価に医療にアクセスできる遠隔診療は期待が高く、ユーザー側の需要が全く違うため、日本と比べると成功可能性ははるかに高いのではと考えられます。

さて、以上で、今月の定点観測はおしまいとさせていただきます。


最後に、恒例の

【アジアで働くヘルスケアITマーケターの今月の成績】

どーん。TOPIXが前月比105%だったのに対し、僕の成績は前月比102%となっています。ぐはっ!!
先に書いた通り、安心を買ったため現金化を進めすぎました。

【アジアで働くヘルスケアITマーケターの今月の買い!銘柄】

すっかり売ってしまったため、安くなったところをしっかり拾っていっております。ぼくのPFで配分高いメディシスをはじめ8月には決算発表しはじめているので、しっかり見て買っていきます。メディシスは事前告知通りの調剤報酬改定影響を受けていますが、計画よりは落ち込み小さいとのこと。株価は結構反応しているので、買い時かもしれません。

>なお国内の医療、調剤報酬の改定はこの本漫画で1時間くらいで読めてわかりやすくおすすめです。

ではまた来月!

過去の定点観測はこちらよりどうぞ
前月(2016年7月版)の時価総額定点観測はこちら。
2016年6月版の時価総額定点観測はこちら。
2016年5月版の時価総額定点観測はこちら。
2016年4月版の時価総額定点観測はこちら。
2016年3月版の時価総額定点観測はこちら。
2016年2月版の時価総額定点観測はこちら。ウォッチしている各社の詳しい説明も載せています

■こちらもどうぞ
そもそも田中大地って誰?筆者の経歴とプロフィールはこちら
筆者がシンガポールで半年働いて感じたことまとめ
1日120万人が訪問する医薬品サイトDrugs.comを通して考える情報インフラの競争優位

この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

ブログの更新情報をフォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です