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エムスリー、AI画像診断をメガネ屋で!ビジョナリーHDと資本提携!2019年12月版医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ

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皆様、こんにちは、アジヘルさんです。

12月もアチコチ飛び回ってました!
沖縄、大阪(x2)、神戸、インド、金沢みたいな・・ほんと疲弊の極みだったw

神戸はのぞみさん(@CobeAssocie)とMEDICAの報告会ということで、ゆるゆる対談したり、


インドで憧れの起業家であるDocsAppのCEO SatishとビジネスMTGしたり(みんな言うように最高に素敵な人柄でした!事業もめちゃくちゃ成長してる。一緒になんかやりたい。やれるように頑張る)


その後、アイリス初のMorning Pitchにインドでデビューしてみたり、


自分の仕事人生で、最大の意思決定をやり切る場を経験もしました。


流石に疲れ切ったのか、最後の最後で、ギックリ背中になってしまい、人生初の救急車に・・本当に痛すぎてやばかった。。


人生初だけで、沖縄、インド、ギックリ背中、救急車、宿坊に籠もるという、5つもの人生初を1ヶ月で経験できました。全く人生に飽きる気がしません。笑

年末年始から、1月にかけてはだいぶ落ち着いてきたので、ブログ書く時間とかもとれてよかったです。
2月は初のUS出張(US本土は小学生以来!)なので、またハードそうなのですが、楽しんでやっていきます〜

では、冒頭はこんな感じで、12月の最新ニュースいってみましょう!


まず日経平均の推移です。
2017.12.29:22,764円
2018.2.1:23,098円
2018.3.1:22,068円
2018.4.1:21,453円
2018.5.1:22,467円
2018.6.1:22,201円
2018.7.1:22,304円
2018.8.1:22,553円
2018.9.1:22,865円
2018.10.1:24,120円
2018.11.1:21,920円
2018.12.1:22,351円
2019.1.1:20,014円
2019.2.1:20,773円
2019.3.1:21,602円
2019.4.1:21,205円
2019.5.1:22,258円
2019.6.1:20,601円
2019.7.1:21,275円
2019.8.1:21,521円
2019.9.1:20,760円
2019.10.1:21,755円
2019.11.1:22,927円
2019.12.1:23,297円
2020.1.1:23,656円

12月→1月の騰落率は、101%となっています。



では個別企業行ってみましょう。

医師向けサイト4社:エムスリー、ビジョナリーHDと大型資本提携

企業名 2019年12月
時価総額 予想PER 前月比(%)
エムスリー[2413] 22,425 101.9 108
ケアネット[2150] 84 20.8 94
メドピア[6095] 364 71.8 115
MRT[6034] 53 98


エムスリーからは大型資本提携の発表がされています。
メガネスーパーなどを運営するビジョナリーホールディングス社に、エムスリーが42億円の出資を行い、資本提携をする、ということです。

▼ 株式会社ビジョナリーホールディングスと資本提携 ~ 7P プロジェクトとして、眼科を中心とした疾患課題の解決を目指す~(エムスリー)
https://corporate.m3.com/ir/release/2019/pdf/191213_01.pdf

▼エムスリーとの資本業務提携について(ビジョナリー・ホールディングス)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9263/tdnet/1778392/00.pdf

参考ビジョナリーホールディングス 2020年4月期 第2四半期決算説明資料
https://www.net-presentations.com/9263/20191218p/image/slide.pdf

ビジョナリーHD、赤字からV字復活

ビジョナリーホールディングスとは、眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器量販店を全国展開する持株会社です。

元々は、メガネスーパーという社名でしたが、2017年にホールディングス化して、持株会社を設立しました。
メガネスーパーの他に、眼鏡の小売5社を含む7社の持株会社でもあり、グループ連結で、全国に374店舗を保有しています。(2019年10月末時点)

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現在の売上高は、FY2019のグループ全体で265億円、時価総額は、約136億円(2020年1月13日時点)となっており、本発表がされて、株価は1.6倍に上がっています。

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メガネスーパーは1976年創業から全国に店舗展開をし、2007年には、売上高380億円、540店舗を持つ規模になりました。
しかし、「JINS」や「Zoff」など、安くてファッション性が高いメーカーが台頭する中で、メガネスーパーの経営は苦しくなり、2008年から8年連続の経営赤字となっていました。

2011年から投資ファンドのアドバンテッジ・パートナーズの支援を受け、経営の立て直しに取り組む中で、2013年に現社長の星崎尚彦さんが就任しています。

「V字復活請負人」と称される星崎社長は、三井物産出身で、メガネスーパーに入社する前も複数企業の経営再建を手掛けています。

星崎社長が就任して以降、メガネスーパーが経営復活した要因としては、眼鏡の安さを売りにする戦略から、目の健康寿命に着目したアイケアを売りにする戦略を行ったことが挙げられます。

こちらの記事を見ると、毎週900人のスタッフと対面するようにしていたり、社員を乗せるために大型免許を取得したり、社員思いの熱い方というのが伝わってきます。

参考https://president.jp/articles/-/24221

2社間の合弁会社設立へ

エムスリーとの提携の話に戻りますと、今回エムスリーからの42億円の出資に加え、エムスリーとビジョナリーホールディングスでJVを設立し、次世代フラッグシップ型店舗において、眼疾患へのアプローチを行っていくとのことです。

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新しく設立されるJV「アイケアソリューション分割準備株式会社(仮)」は、資本金1,000万円で設立され、持ち株比率はエムスリー・ビジョナリーHDで50%ずつの持ち株比率になります。取締役は5名で、経営は星崎社長自らとなり、ビジョナリーHDから社長含む3名、エムスリーから2名が役員に就任します。

加えて、メガネスーパーから9店舗を分割、当該JVに承継されます。9店舗の売上は約22億円ということで、わずか9店舗ながらメガネスーパー全体の244億円の約9%を占める、かなり重要店舗が対象となるようです。

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これまで「メガネ屋さん」と「医療(眼科)」は、同じ眼を診ていながら、強く接点はありませんでした。しかし2社で提携することで、この2領域の架け橋になる事業をJVで行う、というコンセプトのようです。

例えば、店舗で視力検査をした際に疾病が疑われる顧客には、地域の眼科と連携し、その場で眼科検診の予約までを取れるようにするなどで架け橋を作っていくようです。



この発表を見て、リリースには直接明記されていませんが、「エムスリーとビジョナリーHDはメガネ屋さんを医療AIの社会実装の場にする気なのか」と感じました。


よく知られたAI医療機器のFDA承認第一号「IDX-DR」が、眼底写真を撮ることで糖尿病性網膜症の診断を行えるものであることなどを初め、眼とAIの相性は抜群で、世界中でAIが開発・承認をされている領域です。

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新しく2社で運営する次世代型の「メガネ屋さん」では、おそらく、こうした眼科AIデバイスを配置し、メガネやコンタクトを作ったり買ったりする日常のプロセスにおいて、眼疾患のリスクを持つ患者や眼からわかる糖尿病/高血圧リスクのある患者さんをスクリーニングし、医療に繋ぐことで、早期発見支援を行う、といったことをやるのではないでしょうか。

アイリスの戦略でも意識している、より日常に近い場において、画像を撮ることで、スクリーニングを行っていきたい、という流れが本リリースから見えて、戦略がバッチバチに決まっていてアジヘルさん大興奮でした。

さらに、眼科AIの領域はエムスリーのAIプロジェクトリストにも入っており、すぐに使えるシーズもありそうです。

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加えて、リアル店舗で行った検査のカルテを、エムスリーデジカルと連携することで、医療機関への情報連携もスムーズにできます

承認はされていても、まだ社会実装まで距離のある医療xAIがついに、社会に登場する、という必要なパーツをエムスリーが手に入れた感があって、楽しみですね。

地元の横浜西口もフラッグシップ店舗の対象になっているので、自分もメガネ買い替えたかったところなので、早く店舗完成してほしいです!笑


注目 医師向けサイト その他注目のニュース
▼ エムスリー
いつでも全国の医師にLINEで相談できる「LINEヘルスケア(β版)」を提供開始 ネット検索では解決しにくい、健康に関する悩みや不安を信頼できる医師が解決
https://corporate.m3.com/press_release/2019/20191219_001525.html
▼ メドピア
メドピアの開業・経営支援サービス「CLINIC Support」、診療圏データを無料で利用できる『クリニック開業マップ』機能をリリース
https://medpeer.co.jp/press/7347.html
▼ メドピア
スギ薬局とメドピアグループが提供する歩数記録アプリ「スギサポwalk」が、リリースから約9か月で50万ダウンロードを突破!
https://medpeer.co.jp/press/7306.html
▼ メドピア
「HIMSS & Health 2.0 Japan 2019」ピッチコンテスト、最優秀賞はゼストに決定!
https://medpeer.co.jp/press/7288.html
▼ メドピア
かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」アプリから送信された処方せんデータをFAXからも同時受信できる新機能をリリース
https://medpeer.co.jp/press/7268.html
▼メドピア
株式会社コルボの持ち株会社である株式会社コルボホールディングスの 株式取得(子会社化)に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6095/tdnet/1779430/00.pdf


医療ヘルスケアBtoB 8社:アズワン、安定的成長の背景

企業名 2019年12月
時価総額 予想PER 前月比(%)
EMシステムズ[4820] 720 52.6 93
メディカル・データ・ビジョン[3902] 353 88.3 94
バリューHR[6078] 208 42.0 91
アトラ[6029] 27 59.1 87
Ubicom HD[3937] 155 34.6 109
データホライゾン[3628] 103 69.2 102
アズワン[7476] 2,048 29.5 97
ノーリツ鋼機[7744] 581 81.6 106
JMDC[4483] 1,402 111.4
メドレー[4480] 376



次にBtoBの領域を見てみましょう。今月から、新規上場したメドレーとJMDCをウォッチリストに追加しています。

▼関連記事
祝メドレー上場!!田中大地がメドレーへの思い出と愛を勝手に語る
【上場記念】知られざるド本命、ノーリツ鋼機&JMDCを徹底解説!2019年11月版医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ



さて今月は、アズワンが第2四半期決算説明会を発表しています。

▼ アズワン株式会社 第2四半期決算説明会
http://www1.daiwair.jp/qlviewer/e-cast/1911297476xv13q/index.html

参考個人投資家説明会プレゼン資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7476/ir_material_for_fiscal_ym1/74464/00.pdf


アズワンは、理化学製品や医療機器の専門商社として、通販を行っている会社です。
時価総額は、2110億円(2020年1月20日現在)となっています。


アズワンのすごいところは、安定的に売上を伸ばし続けているところです。
2019年3月期は、売上高667億円、営業利益67億円となっており、今回の第2四半期においても、売上高325.9億円、営業利益38.3億円と過去最高を更新しています。美しいグラフだ・・・。

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売上高総利益率30%を10年以上維持し続けている、というところが素晴らしいですね。

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アズワンの売上のうち99%以上は、販売店からの売上です。
アズワンが取り扱う10万点以上の商品を、販売店がカタログを通じて顧客に販売することで、効率的なビジネスモデルを確立しています。

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これまでのカタログ販売の事業モデルに加えて、現在注力しているのが、
1.EC事業
2.海外
3.新規商材

の3分野です。

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注力3分野の業績は絶好調で、今期本決算では、全体売上の3割を本3新領域で占めるということ。有言実行かっこよすぎですね。

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1つめのEC分野では、自前のECだけではなく、Amazon等の大手ECプラットフォーマーとも協働関係を取っています。
アズワンの強みである、仕入先と専門機器の品揃え多さを活かして、EC会社と組むことでリーチできる顧客を拡大しています。自前流通にこだわらないスタンスと、Amazonらもこうした専門機器を持っているパートナーは、相互補完しているように見えます。

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アズワンは、日本においては、今後もeコマース事業の拡大で、より成長していくことと思われます。
さらに、理化学系製品の商品数と物流網を糧に、海外でいかに勝負していくのか、今後も要チェックです!

注目 医療ヘルスケアBtoB その他注目のニュース
▼ イーエムシステムズ
株式分割に関する基準日設定公告
https://emsystems.co.jp/image/info/ir/account2/20191210.pdf
▼ アトラ
当社サービスの名称変更に関するお知らせ
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02847/c0d21674/700c/4e58/a3b7/0f4e1cce9c6e/140120191204433933.pdf
▼ ノーリツ鋼機
当社連結子会社である株式会社JMDCの上場 及び 2020 年 3 月期個別決算における特別利益の計上に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7744/tdnet/1778094/00.pdf
▼ ノーリツ鋼機
株式会社JMDC、「JMDC」と「RIZAP」が業務提携し、「健康経営・健康増進サービス」の提供を 2019年度中に開始
https://www.noritsu.co.jp/news/%e6%a0%aa%e5%bc%8f%e4%bc%9a%e7%a4%bejmdc%e3%80%81%e3%80%8cjmdc%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8crizap%e3%80%8d%e3%81%8c%e6%a5%ad%e5%8b%99%e6%8f%90%e6%90%ba%e3%81%97%e3%80%81%e3%80%8c%e5%81%a5%e5%ba%b7/


医療ヘルスケアBtoCその他:MTI、産婦人科向け電子カルテ開始

企業名 2019年12月
時価総額 予想PER 前月比(%)
メディカルシステムネットワーク[4350] 161 24.5 98
エムティーアイ[9438] 423 31.6 97
DeNA[2432] 2,707 89
メディカルネット[3645] 24 31.7 89
Welby[4438] 132 77

MTIが、クラウド電子カルテを提供するクリプラと提携して、産婦人科向けクラウド電子カルテ「クリプラ ルナ」を販売開始することを発表しました。なお、2018年3月にクリプラはMTIの連結子会社になっています。

▼ CLIPLA xルナルナ 産婦人科向けクラウド電子カルテ『CLIPLA Luna(クリプラ ルナ)』の販売を開始
https://www.mti.co.jp/?p=24640

▼参考過去記事

医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2018年4月版): エムスリー時価総額楽天超え!クリプラ社はMTIの子会社に?
皆様、こんにちわ、アジヘルさんこと田中大地です。 FBでは報告したのですが、3月末に日本に本帰国しました!! 海外引越しだけでも大変...


MTIの主軸商品である「ルナルナ」のユーザ層との関連性をもたせ、産婦人科に特化した電子カルテを作るということですね。
クリプラは、すでに眼科に特化したクラウド電カル「クリプラ アイ」を提供済みで、ここで実績を一定得ています。

参考 クリプラ アイ
https://clipla.jp/eye/


今後はこうした専門科特化の電カルに勝ち筋を見出しているようで、まずはルナルナという圧倒的にToCでポジションをとっているMTIとの連携を行い、次の領域として産婦人科を攻めるようです。


「クリプラルナ」の機能としては以下があるようです。

<『CLIPLA Luna』の主な機能>
* 妊娠歴計算
* 妊婦健診記録
* 胎児発育曲線
* 文書作成(紹介状、母性健康管理指導事項連絡カード)
* エコー検査連携(エコー画像および数値の取得※エコー側での設定が別途必要になる場合があります)
* 「ルナルナ メディコ」との連携による、月経周期や基礎体温などの記録データの確認

やはり、大きな特徴としては、「ルナルナ メディコ」との連携による、月経周期や基礎体温などの記録データの確認が出来ることでしょうか。

不妊治療を行う方は、月経周期や基礎体温の記録が必要ですが、ルナルナで管理している女性も多いです。
そのデータをカルテを連携させて、産婦人科医が簡単に把握できるのはかなり良いですよね。


また、母子手帳アプリ「母子モ」やオンライン診療サービス「CARADA オンライン診療」などとの連携も視野に入れており、利用者が一つのIDで、自分体のデータを見れて、病院まで予約ができるようになります。

うまくはまれば、かなり良い戦略だな〜と思って見ていました。
近のMTIは激アツですね。アイリスの加藤さんとも最近、MTIすごい!みたいなことをよく社内でワイワイ話していますw

MTIについての最近の動きについては、こちらの過去記事の記事もご覧ください!

【続出!】大企業がベンチャーと同事業に参入:2019年10月版医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ
皆さんこんにちは、アジヘルさんです。 いやーすっかり年末ですね! 12/8に9月記事更新(9/30から2ヶ月と9日) ...


注目 医療ヘルスケアBtoC その他注目のニュース
▼ インターネットインフィニティ
個人投資家向けWeb会社説明会
https://iif.jp/ir/ir_individual_seminar.html


介護IT3社:ブティックス、eコマース事業譲渡

企業名 2019年12月
時価総額 予想PER 前月比(%)
インターネットインフィニティ[6545] 40 33.1 95
カナミックネットワーク[3939] 373 90.9 91
ブティックス[9272] 80 44.6 87


ブティックスが介護用品や健康器具を取り扱うeコマース事業を株式会社ヤマシタに事業譲渡することを発表しています。

▼事業譲渡に関するお知らせ
https://global-assets.irdirect.jp/pdf/tdnet/batch/140120191224440773.pdf


ブティックスのeコマースサイトは、以下の「車椅子販売センター」のように福祉用具に特化して24サイトのECを運営していました。

車椅子販売センター
https://kurumaisu.info/

商品ジャンルごとに分化して、集客を行うことで、SEO/リスティング集客の効率化を実現していたのですが、近年のGoogleのアルゴリズムの度重なる変動をダイレクトに受けSEO集客が安定せず、また競合が増加したことによりリスティング広告費が高騰したことを理由に、利益が伸び悩み今回事業譲渡ということになりました。

FY2015では売上7億円、同社の8割以上の売上比率を占めるEC事業でしたが、毎年売上が減少し続け、2020/3期の見通しでは、売上約1億円、全体の売上比率でも1割以下となっておりました。

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祖業であるEC事業を譲渡することは、大きな意思決定であり、社内の抵抗も強かったのではと想像します。
好調な商談型展示会事業とM&A仲介事業、リスティング集客に頼る形のECモデルは、そこまでシナジーもなくなっていたのでは、と想定します。選択と集中について考えさせられる事例ですね。



なお、事業譲渡先の会社は、福祉用具レンタル・販売事業で業界最大規模の株式会社ヤマシタということで、もともとの利用ユーザーも、今後も安心して使えそうでよい譲渡先だなと思いました。


海外医療ヘルスケアIT3社:Veeva、アルトマーク的な事業を開始

企業名 2019年12月
時価総額 予想PER 前月比(%)
Teladoc health[TDOC] 7,622 127
Veeva Systems[VEEV] 19,867 94.5 105
平安好医生[01833]

※ TeladocとVeevaの時価総額の単位は百万ドル
※ 平安好医生の時価総額の単位は百万HKドル


Veevaが保有する34カ国、約1600万人の医師、医療機関のデータをオープン化することを発表しています。

▼新しいVeeva Open Data Explorerは 、リアルタイムのHCP、HCO、所属、コンプライアンスデータへのオンラインアクセスを提供します
https://www.veeva.com/resources/new-veeva-opendata-explorer-provides-online-access-to-real-time-hcp-hco-affiliation-and-compliance-data/


もともとVeevaでは、Veeva Open Dataというサービスで、医師や医療機関のデータベースを保有していて、自社サービスのVeeva CRMの1オプションとして提供していました。
こちらは日本でも、2016年から始まっていますね。
https://www.veeva.com/jp/news/opendata-stewardservice-start-japan/


今回、Veeva Open Data ExplorerとVeeva OpenData APIをリリースすることによって、Veevaユーザは、Veeva内だけでなく、他社アプリケーションからもこのデータベースにアクセスし、分析などに使用することが可能になりました!
まさに日本でいうと、アルトマークlikeなサービスですね。

Veeva OpenData Explorerは、2020年初頭に全世界で開始予定、VeevaOpenData APIは、2020年夏に開始予定とのことです。


日本では2019年にエムスリーに買収されたアルトマークのシェアが高すぎて、おそらくそこまで流行らないと思いますが、海外ではそこまで強い医師DBがない国がほとんどのため、Veevaがこのポジションをとれると、ますますVeeva製品のシェアが上がっていきそうですね!
やはりVeevaの動きからは目を離せません。

▼アルトマーク社については、詳細について過去記事がありますので、こちらもぜひご覧ください。

【考察】日本アルトマーク社が進める医師の共通DB、DCFコードについて考える(Part1)
追記情報: 2018年12月19日、記事内の情報を追記・更新 2019年2月28日、エムスリーによるアルトマーク社の買収について情報を追...
医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2019年2月版前編):ドコモのアルトマーク、エムスリーへの売却について思うこと
皆様、こんにちはアジヘルさんこと田中大地です。 いろいろ重なり相変わらず多忙な日々が重なりブログ更新が遅れてしまいました。てもはやこの...


注目 海外医療ヘルスケアIT その他注目のニュース
▼ Teladoc Health
Teladoc Healthは、個別の栄養カウンセリングでサービスを拡大
https://www.teladochealth.com/en/newsroom/press/release/teladoc-health-expands-services-with-personalized-nutrition-counseling/
▼ 平安好医生
ピンアングッドドクターがタイのBDMSで海外医療サービスを開始し、自宅の快適さを求めるユーザーのために一流の医師と対面で相談できるようになりました
http://www.pahtg.com/en/news/in-the-news/ping-an-good-doctor-launches-overseas-medical-service-with-thailand-s-bdms-enabling-face-to-face-consultation-with-top-tier-doctors-for-users-in-the-comfort-of-their-home/
▼ 平安好医生
中国で良質なヘルスケアを推進するためのピンアングッドドクターとMerck Formの戦略的コラボレーション
http://www.pahtg.com/en/news/in-the-news/ping-an-good-doctor-and-merck-form-strategic-collaboration-to-advance-intelligent-healthcare-in-china/



さて、以上で、今回の定点観測はおしまいとさせていただきます。

なお今月の時価総額伸び最大は、メドピア社が115%で1位で、マイナスが一番大きかったのがノーリツ鋼機社の82%でした!

さいごに学びがあったなーと少しでも思う人は、FacebookやTwitterでシェアでもNewspicksでPickでもなんらかアクションしてもらえると嬉しくてまた次回も書く気力に繋がるので、ぜひお願いします!!

では今月もがんばってきましょう〜また来月ー!!

->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ

▼最新情報
MIT Technology Reviewに僕の講演記事が掲載されました

▼こちらもどうぞ
Newspicks専門家に選ばれました!医療・介護のリアルについてコメントしています。
そもそも田中大地って誰?筆者の経歴とプロフィールはこちら
SMS/MIMSを退職して医療AIスタートアップで新たな挑戦を

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