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シンガポール住んで1年が経ちました。『一生を賭ける仕事の見つけ方』を読んで、今思うこと。

2015年10月19日シンガポールへ
最近めたくそ忙しくてすっかりお祝いすることを忘れてましたが、パスポート写真の通り、昨年の10月19日に正式にこちらに来たようなので、気づけばシンガポール生活1年を迎えました。

1年て!びびりますよ。人生の1/30、社会人人生の10%以上を海外で過ごしているなんて。ほんとこちらに来る半年前は想像もしてなかった自分の現状にあらためて驚きます。

7カ国12人のマネジメントは難しい

この記事書いてから半年経ったのか、早いですね。

この記事書いた当時はまだ3人くらいのチームで、ちっちゃいベンチャーぽくやってたのだけれど、いまでは僕のところのメンバーも12人になりました。
会社の人事でも僕ほど面接している人はなかなかいないのじゃないかという数の面接をこなし、結果この半年で10人弱採用しました。シンガポール、中国、香港、フィリピン、マレーシア、インドネシア、そして日本人(僕)の7カ国12人というダイバースな環境です。

何か狙ったわけではないですが、優秀そうな人を採っていくうちに、チームのうち半分がアジアTOPの大学、NUS(シンガポール国立大学)出身、残りはベンチャーでゴリゴリやってたという恐ろしいチーム構成になっています。半分が東大のインターネット企業とか聞いたことありません。いつも僕の我儘に応えてくれる人材紹介会社の方々には感謝してもしきれません。

さて、そういうわけで個別でいうと大変Capabilityのあるメンバーが揃っているとは思うのですが、人数が増えるにつれだいぶマネジメントに苦労しているというのが現状の正直な所です。

自身の経験として、日本にいたときでも最大4、5人くらいまでのマネジメントしたことしかない中で、小さなチームの時はまだ個別に丁寧に見れていたのですが、7,8人超えたあたりから個別にほぼ見れなくなっていき、さらに言語や文化の壁も大きく、良いマネジメントができているという状態には程遠い状態になっています。弱音は僕らしくないのですが、人材をうまく活用できていないことにより、戦略が実行しきれていないという状態に苦しんでいます。

自分でやりたくなっちゃう症候群

人には向き不向きがある中で、どちらかといえば自分はマネジメントは向いていないタイプであると認識しています。

僕自身が勝手に熱量燃やして走れるタイプなので、そうでない人への共感力が弱い部分があったり、プロフェッショナルでない仕事の仕方に対する許容度が低いんだろうな、と自己分析しています。
さらに自分が答えが一定わかっているシーンにおいて、メンバーの結果がついてこないときに、どうしても自分でやりたくなってしまい、これがマイクロマネジメントしてくると捉えられてしまうことも大きな原因でしょう。これに言語やカルチャーの問題が重なり・・・どう考えても赤信号ですね。

とはいえ、事業をやる上では、マネジメントは必要不可欠な要素であるし、原因が一定わかっている以上対処の仕方もあるので、ここは僕のチャレンジとしてしっかり受け止めて、自分に合う良い解決法を見つけていこうと思っています。

※余談ですが、最近Facebookのシンガポールオフィスに行き、こちらから日本マーケットのマーケティングリードしている方のお話を聞く機会があったのですが、マイクロマネジメントしている人がPeople Managerとしては真っ先に解雇されると聞き、だいぶドキドキしました。笑

ミッション志向という生き方

さて、ちょっと暗い話からはじまってしまいましたが、この1年働いてきてポジティブなことも本当にたくさんありました。

その中でも最も大きいものは、やはり、自身のミッションを見つけられたことだと思っています。
「インターネットやテクノロジーによって医療界における非効率を解消し、より良い日本と世界の未来を作る。」

これについては前回の記事で詳細書いていますが、医療ヘルスケアを変えなければ、日本は直にダメになってしまう。僕の大好きな国を、街を自分が関わることでなんとかする。さらに高齢化社会という日本での貴重な先行経験をアジアで活かすこと、さらにビジネスチャンスとしてもしっかり捉えること。
これらをやりきることは、自分の一生を費やすに資する大きなテーマだなと思っています。

『一生を賭ける仕事の見つけ方』を読んで

さてこのように、ミッションについて考える中で最近『一生を賭ける仕事の見つけ方』という本をNewspicksで知り、タイトルに惚れて一瞬でポチっとしたのですが、本読んでCoincidentを強く実感したので、そのことについて書いてみようと思います。

書では、トーマツという大企業の中でベンチャー支援というミッションを見つけ、トーマツベンチャーサポートという社内ベンチャーを立ち上げた斎藤祐馬氏の経験から、ミッションを持つことの大切さやその見つけ方について書かれています。食っていくためのライスワークではなくより良く生きるためのライフワークを心がけ、ミッション志向でいくことの強さが語られています。

幸いなことに、ミッションを見つけられた僕は、次のステージ、すなわちそのミッションを実現するために向かうべき方向を見据えつつ、どんな力が自分に必要なのか、またゴールに近づくためにアクションをとればよいのか、という所について集中し、思考することができます。

「公私同根」という生き方

ここに至るまでは長い道のりを経ました。
シンガポール来た当初は、こちらに土日に遊ぶ人もいなかったので、人と会う時間がほぼなく、ただひたすらに土日も医療業界のことを勉強し続けました。いまでこそ知り合いが増え、土日は人と会うことが多くなっていますが、当時は週7日フル稼働で事業のこと、業界のことばかりを考えていました。

仕事以外の時間は、アホみたいに勉強する公私混同の極みを追求していましたし、それが楽しくてしょうがなかった。
最近ASEANリクルートの会でお会いした、アジアでEVOLABLE Asiaのファウンダーをやられているソルさんという方が、FBで熱量高い投稿を連投していて毎日楽しみにしているのですが、ある投稿で「公私同根」という言葉を使っており、俺まさにそれだなーという生き方をしてきた1年でした。

昨日、たまたまレストランで友人から紹介された経営者の方と絡めるかもと思って、今朝メール送って、お昼過ぎにお会いして、「どっかで絡めそうですね。」って感じでおえて、お腹空いたから何か食べようと思って、今CEOの重要ミッションとして健康第一かかげてるので、ヘルシーっぽいカフェ入って、「ここ、入り口わかりにくいから媒体集客向きだよな」とか考えて、これ食べたら体メンテナンスにマッサージ行って。
晩ごはんは食べるか食べるまいか、食べるなら何を誰と?とか考えてる昼下がり。
って書いてる目的はCEOの日曜日と働き方に共感する人がいて、採用できる可能性もあるかなとふと思いいたって。
公私同根で働きたい方。募集してます。
こんな感じの働き方。のほうが楽しくないですか??

※オープン投稿なのでソルさんのFB投稿勝手に引用されてもらっちゃいます。

その結果、この業界における歪みを解決しなければ日本やばいよねという課題感と、持ち前の圧倒的な当事者意識から、僕がやらなければ誰がやるのという使命感にすっかり火がついてしまったわけです。

更に今は、多くの人にミッションを語ることによって、問題点も見えてきて、徐々にシャープになっていき、どうやら道筋見えてきたのでは、というレベルまで来ています。

熱量を維持する僕なりのやり方

さて、このようにミッションを見つけられたことがこの1年で私が得たものでは最も大きかったものでしょう。
しかしながら、常に熱量が高くやってこれたわけでは決してありません。近づくだけで貰い火するような熱いときもあれば、全く逆に熱量が下がり折れそうになる瞬間は幾度もありました。

『一生を賭ける仕事の見つけ方』の中でも、下記のように語られています。

大きな組織になればなるほど、こちらの「熱量」を下げる人たちが増える傾向にあることだ。そういう環境にいると、自分でも気づかないうちに「熱量」が下がっていくのは避けられない。「熱量」をいかに確保するかは、大きな組織と関わりのある人ほど重要なポイントになってくる。

立ち上げたばかりのスタートアップなど特異な環境であれば別かもしれませんが、一定企業にいる限りどこの会社でも、熱量を下げてこようとする人たちはどうしてもいるわけで、この日記で、他人は他人、俺は俺と言っていても、やはり一定影響は受けてしまうものです。前述のマネジメントで苦しんでいるとき、後ろ振り向いたら誰もついてきてなかったと気づいたときは、これやばいわ、折れるわ俺、と危うかった時期もありますし、ぎりぎりの所で戦ってきました。

そんなときに熱量が下がりきらず、折れずにやってこれたのは、主に社外の人のおかげでした。
「会う人をコントロールすること」と斎藤氏も書の中で言っていますが、幸いシンガポールにいると会う日本人の7割くらいは起業家か経営者かリクルート関係(あるいはその全部)なので、圧倒的に熱量が高い人たちに容易に囲まれることができるわけです。まだ周囲の中では最若年層に位置していて、会うことで貰うもののほうが多いですが、できる限り僕から価値を返していけるように努力もしています。
また、日本に帰ることはこの1年で3回だけでしたが、それぞれの世界で必死で戦ってる友人たちと飲み交わせる奴らがいることは僕の誇りでもあります。

そんな中でも、ミッション志向が強い人にはたくさん力を分けて貰いました。
先日も「小児科オンライン」という遠隔診療サービスを立ち上げたシンガポール在住の医師とお会いする機会があり、「私はビジネスのことはわからないけれど、小児科医として誰よりも強い思いを持っている」と言いながら、世の中の子供のため、そして日本の未来のため、を心底実現しようとしている姿にすっかり心から打たれ、熱量下がりかけていた所で自分を律したばかりで、このような人たちと気軽に会える環境はやはりシンガポールならではだなと強く思った次第です。

さて、雑文感すごくなってしまいましたが、決意表明としてあらためて思ったことを書き留めてみました。疲れてきたのでこのあたりにで締めようと思いますが、引き続き周りの人たちに影響受け続けながら、自分のミッション実現のために、ストラグルしていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。

最後は今年も、最も勇気をもらった映画『シングストリート』から、「Drive it like you stole it」を。
「This is your life, you can go anywhere」、そうさこれは僕の人生なんだから、僕はどこにだって行けるんだ。いつまでもそう思い続けて生きていこうと思います。

▼自分のミッションを持っている方も、まだ持っていない方にもおすすめです。

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