2025年振り返り
皆様あけましておめでとうございます!今年も年末年始は金沢で過ごしています。
2025年は、生成AIとフィジカルの年でした。
10年前にAI時代見据えて、当時医療領域で1番AIに精通してた沖山にコンタクトし、その2年後医療AIアイリスの創業1人目社員になりました。5年前、いつかAIがデジタルな仕事奪うだろうと、フィジカル(リアルの場作りや不動産)に張り始め、こちらも花開きつつあります。
前者の生成AIについてはあちこちで語り尽くされているので長々と語りませんが、幼少期からフィリップ・K・ディックを愛読するようなオタクにとっていまの現代世界は夢のようで、ついに現実がSFに追いついた感覚で、毎日とっても楽しいです。
後者のフィジカルは多義的な意味で書いています。
1. DJ&場作り
DJデビューしたのは昨年の2月にも関わらず、オーガナイザーや箱とのご縁で、出演は30イベントを超えました。主催も7回やりました。
大好きな北千住という街で、仲良しの友達のビルの屋上で、友達を集めてパーティーを何度もやりました。「僕と言えば北千住」の認知もだいぶ広げられ、北千住来たいと言ってくれる友人も増えて嬉しいです。
10月のハロウィンには六本木の大箱でハロウィンパーティーを主催でやって、僕が学生時代から追っているDJに出てもらったりもしました。最高の推し活かよ。
2. 不動産事業と二拠点開始
AIやインターネット的なものと逆にあるものが、不動産というもので、もうこれは間違いなく価値があがるだろう、と5年前から張ってきたわけですが、それも事業規模と言えるレベルまで育ってきたので、会社も作りました。
2025年アパートを2棟(新築と中古1棟ずつ)に加え、三浦に一棟ビルと、自身のセカンドハウスの区分マンションを買い、東京足立と三浦の二拠点生活を開始しました。

特にビルを持つというのは、自分の人生の可能性を大きく広げるツールだなと思っています。クラブを作るだとか飲食店を作る、とかいろんなオプションが一気に現実感を持ち、リアルな場も含めた、やりたいことの射程が広がるのでとても楽しいです。(怠慢なので、先日退去が出てから空きっぱなしになっちゃってますが)

3. よく飲みに行き対面で話す
意識的に公私問わずとにかくいろんな人と飲みに行きました。 どうやら330日くらいは飲んでるようだったので、文字通り飲んでばっかりな一年だったのですが、そうした人とのご縁が仕事やら大きな資金調達や企業提携にも繋がっています。
AI医療機器アイリスと感染症検査キット最大手タウンズ、新AIの開発に向け資本業務提携を合意https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000035813.html
人間にしかできないことは、ネット上にあがらない情報と関係性だという確信を強めた一年でした。
4. 身体を鍛えるフィジカル
一昨年からRIZAP社の株主優待で1年間無料、かつ家から徒歩30秒にあるにもかかわらず一度も行かなかったchocoZAPが優待制度の変更で有料化(通常会員の半額)し、悔しいので一度行ってみたら見事にはまってしまい、ここまでの人生ほとんど運動してこなかった僕が、週2-3はジムに通い筋トレするという自分でも驚く習慣を身につけました。
思考する時間
さて、こんな感じで昨年もよくトライしたなあと思うのですが、ふと年末年始に振り返ってみると、思考にかける時間が短くなっているな、と思っています。
今まであれば、やりたい/やってみたいという着想があっても、リソースと優先度をどうするか(=人生設計そのもの)、それをどう実現すればいいか、ということを考えることにかなりの時間がかかっていて、「着想→思考→行動」という大きな流れがあったものが、いまは「やりたいこと」をAIに打ち込めば、コードやビジネスプランまでも高い精度でoutputできてしまうため、思考の時間をかけずに「着想→行動」となっているように感じています。
やりたいと思えば即行動できてしまうことで、ふと立ち止まると、「私はどう生きようか」ということにかける時間が減っているように感じています。
こういう感覚を持っているいま、年末年始に訪れるのはもう11年目になる金沢で、AIを使わず(最後の校正にはAIを使っています)に、ただ自分と向き合ってひとり思考し、文章化するこんな時間はとても大切だなと思います。
映画ベスト
さて、そんなことを考えていた2025年の新作映画ベストです。いつも通り愛してやまなかった順。
- 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は / 大九明子
- アット・ザ・ベンチ / 奥山由之
- F1 / ジョセフ・コシンスキー
- 秒速5センチメートル / 奥山由之
- 佐藤さんと佐藤さん / 天野千尋
- 満ち足りた家族 / ホ・ジノ
- サブスタンス / コラリー・ファルジャ
- 名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN / ジェームズ・マンゴールド
- エミリア・ペレス / ジャック・オーディアール
- ANORA アノーラ / ショーン・ベイカー
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」の伊東蒼が出るシーンは常に素晴らしくて高揚しました。銭湯で踊るようにステップを踏むところは勿論、足の指をぎゅっとするところだとか、全表情・仕草で恋をしている人を表現する伊東蒼のことが愛おしくてたまりません。そしてあの映画史上類を見ない告白シーン。大好きです。

「アット・ザ・ベンチ」の派手ではない舞台で繰り広げられる会話劇にずっと魅了されていました。言葉とは想像力を運ぶ乗り物だ、という濱口竜介の言葉をあらためて思い出します。

F1は、勝つことへのこだわり、リーダーシップとチームプレイに爆泣きしました。 今をときめくPeggy Gouやバーナボーイはじめクラブミュージックがっつりの音楽がどタイプで、F1の疾走感を加速させます。映画館でハリウッド映画を観る喜びが全てここにありました。

秒速5センチメートルは新海誠のアニメ版未見ですが、根っからピュアな僕には1分に1回くらい泣けるほどでした。 今の時代にこんな往年期の岩井俊二のような真正面の恋愛映画が観れるとは。森七菜なんなんあれ!そしてこの文章を書いている最中に、監督の奥山由之はアット・ザ・ベンチと同じ監督(!)と気づき、更に昨年ベストに入れた「ぼくのお日さま」の奥山大史は弟で、妻はフードエッセイストの平野紗希子と知り、なにその最強の家系!と驚いています。
佐藤さんと佐藤さんは、「男って本当にしょうもない生き物ですね」と思わせる真面目な宮沢氷魚が、花束の菅田くんに負けず劣らずの闇堕ちは必見です。
「満ち足りた家族」は韓国現代社会の社会課題全部ぶち込んだ上で反復技法のハサミ焼きみたいな映画で爆裂おもしろかったです!「サブスタンス」もルッキズム全盛時代の今年一のホラー。
大大大好きなマンゴールドとオーディアールの新作も熱狂しました。シャラメの才能溢れるクソ男ディラン、よりよく生きようともがく女性たち。ANORAは全編流れる意図的なダサさが最高で今年一番笑いました。
映画館で観た本数は54本と、記憶ある限り10年くらいで最も少ない数になりました。
なんといっても、映画が何よりも大切だった自分が、いま音楽がそれと並ぶか、もしくは超えている感覚を持っています。
音楽ベスト
そんな音楽と最も向き合った昨年のベストトラック20。
- Do It Again (Massano Remix) – The Chemical Brothers
- Like Dat (Ape Drums Remix) – Danidane, MAAURA
- Don’t Waste My Time – Deeper Purpose & Guz
- Superrich – Alok, me n ü & Ten Fé
- Like I Like It (Original Mix) – Mau P
- like JENNIE – JENNIE
- Illegal – PinkPantheress
- Good Boys (Hide Away) – Daya & Albi
- FOCUS – Hearts2Hearts
- Love Who You Love – Romy
- HARDSTYLE 2 – Fred again.., KETTAMA & Shady Nasty
- I Can’t Hold On – Nathan Ball, Blake.08
- Next To You (Extended Mix) – Romain Garcia
- Baby Got Back – San Pacho
- Deadbeat (Extended Mix) – Weska, Enamour
- GALA – XG
- Mueva – Mahmut Orhan & Yiğit Karakaş
- Relationships – HAIM
- Beautiful People – David Guetta & Sia
- On & On – Sub Focus, bbyclose
こういうベスト系だとトラックの強さが優先しちゃうので大物系や歌物が多くなりがちだけど、総じてdeep houseとbassが効いてるtech houseに夢中になりました。
今年HAIMが「I quit」というアルバムを出し(名盤!)、その名を冠したライブツアーを世界中でやった中でフジロックにも来てくれました。 そのステージ演出で辞めるものがいくつも並ぶ演出があったうちのひとつに、「I quit going slow」という言葉がありました。「ゆっくり生きることをやめる」という意味です。

僕はかつて、父親が突然膵臓癌で余命半年を告知され、本当に半年で亡くなった時から、いつ死ぬかわからんよなという感覚が強く、人生を生き急いでいる自覚はあります。 限られた時間に、やりたいことを詰め込んで、詰め込んで、詰め込んで。後悔を残さないように、と。
親しい人からも「生き急ぎすぎではないか」なんて言われることも多々ありました。もっと体調(身体やメンタル)を意識しながら、のんびりやってもいいんじゃね、と自分でも思うこともあります。
そんな迷いもある中で、「I quit going slow」と言い放った、HAIMのこのメッセージはかなりぶっ刺さりました。てわけで、ここからもやりたいこと詰め込んで、2026年も飛ばしていきたいと思います。
最後は人の縁だと思っているので、久々に話してみたいなと思った方ご連絡ください!北千住と三浦でお待ちしています。笑
それでは今年もよろしくお願いします!
















