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2019年映画、ベスト

2019映画ベスト

皆様、2020年あけましておめでとうございます。

歳末にぎっくり背中になり救急車に運ばれる、という事件がありましたが、予定を遅らせて、大好きな金沢で2年連続新年を迎えることができました。

さて、2019年は大変忙しく過ごして、でもとても充実した一年でした。

アイリスは、4月にはCOOに就任し、塩野義製薬との資本業務提携を行ったり、一緒に働きたいと口説きまくった最強人材ばかりで会社の人数はまた倍増し、プロダクトローンチに向け開発・事業が大きく進捗しました。

個人的にも講演の依頼なども多く頂き、実は緊張しいなのですが、多くの方の前で話すこともだいぶ慣れてきました。

また、仕事やプライベートで国内外、多数の地に訪れました。

海外は10カ国訪問しましたが、シンガポール帰国後、またこうして海外比率が高くなることは想像していませんでした。

ドイツ、知床、シデメン(バリ)、沖縄、インド、深センなど初めて訪れた地も多数あります。 深センバンガロールのテクノロジーに感銘を受け、知床シデメンの圧倒的な自然に畏敬の念を覚え、ドイツはいつか住んでもいいかなと思えるくらい好きな街になりました。

こんなふうに精力的に活動量を増やす一方で感じてたことは、「今日も忙しかった、一日やりきった」という充実感は、実は幻想で、目の前のタスクをこなしているに過ぎない、ということに自覚的にあろうとしました。

本来「やりきること」なんてできるわけがないミッションを持っている自分は「やりきった」といえる感覚は簡単に味わえるはずがなく、タスク消化の達成感は「やりきった」という感覚を与えやすい禁断の果実に似ています。

タスク消化はゲーム感覚で楽しいですが、ついぞ楽な道に逃げないようにしたい、と心に決めていました。

2020年は、この意識を更に強めるために、意図的にSlack(余暇)を作っていくことをより意識し、「0.7倍スローペース・移動は30分前行動でカフェタイムづくり・月一ひとり合宿」を実践していきたいと思います。

また、2019年の3月頃から始めた、月に一回大自然に触れる営みは継続していきたいと思います。

音楽や映画まわりの属性に多い「自然とかに感謝しちゃってる感じ」の人たちが一番苦手で、「映画、本、クラブ、音楽、お酒、都市って最高っしょ」な大学生時代の自分からは信じられないほど、いまはいかに自然と一体化するかを思考しています(笑)

上記のような部分も含め、ここ1−2年で、自分の思考や価値観が大きく変わったことを実感しています。

しかし、自分の中で変わらないのは「映画が好き」なことで、僕の根底であり、また「映画を観る」という行為そのものが揺らがないパワーの源になっています。

2019年も、いくつもの映画が私に勇気を与え、進むべき道を教えてくれました。

そんな2019年の私の人生にとってもっともアクチュアルに響いた10本。愛してやまない順。

1.『さよならくちびる』(塩田明彦、日本)  

さよならくちびる

2.『愛がなんだ』(今泉力哉、日本)

愛がなんだ

3.『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ、韓国) 

パラサイト

4.『旅のおわり世界のはじまり』(黒沢清、日本・ウズベキスタン・カタール) 

旅のおわり世界のはじまり

5.『運び屋』(クリント・イーストウッド、アメリカ) 

運び屋

6.『蜜蜂と遠雷』(石川慶、日本) 

蜜蜂と遠雷

7.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(クエンティン・タランティーノ、アメリカ・イギリス)

ワンスアポンアタイムインハリウッド

8.『JOKER ジョーカー』(トッド・フィリップス、アメリカ) 

JOKER

9.『新聞記者』(藤井道人、日本)  

新聞記者

10.『ワイルドツアー』(三宅唱、日本)  

ワイルドツアー

短いけれど、選んだ10本に一言ずつコメントを。

『さよならくちびる』煙草を吸いすぎる小松菜奈と門脇麦を観るためだけに何度も何度も映画館に通った。いままでほとんど飲んだことなかったけど、ビールはキリンラガーにかえました。追随をゆるさず、2019年のナンバーワン。ハルレオ、来年こそフジロックで待ってる!

『愛がなんだ』 都合のいい女、なんて既存の言葉では形容できない、これまで見たことのない愛のかたちをスクリーンに映し出した岸井ゆきのの姿に、ただ言葉を失くして魅了された。

『パラサイト 半地下の家族』、完璧な映画。ここまで映画として完璧な映画に僕は出会ったことがない。 『旅のおわり世界のはじまり』、ただ、スーク(市場)を徘徊する前田敦子に見惚れる極上の120分に。活劇、活劇。

『運び屋』、イーストウッドが魅せる、情けなくとも、こうありたいと憧れる年老いた姿に。

『蜜蜂と遠雷』、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士。役者たちの可能性にずっと驚き続けた。鈴鹿央士を見て、天才って、彼のことなんだ、と知りました。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、孤独とは影響力を失うこと。未来に可能性しか存在しない少女の隣で、レオナルド・ディカプリオの流した涙に。

『JOKER ジョーカー』、またこうして狂ったホアキン・フェニックスをスクリーンで観れるだけで僕はただ幸せなのです。

『新聞記者』「誰よりも自分を信じ、疑え」。今年の一番心に残り、信条になった台詞に。

『ワイルドツアー』、少年時代の恋と青春。2018年に「きみの鳥はきこえる」という驚異的な映画を撮った三宅唱の新作が2019年も観れることにただ感謝する。

次点で、『アド・アストラ』、ジェームズ・グレイがブラピ主演で宇宙映画ってそれだけでもう最高でしたが、惜しくもランクインならず。

主演男優賞は、名前通りフェニックスのようにまた再来した『JOKER』のホアキン・フェニックスに。助演男優賞は、演技はめちゃくちゃ下手なんだけど、1位と2位でワンツーフィニッシュ決めた成田凌にあげざるをえない。作品選びも俳優の才能。

主演女優賞と助演女優賞は、ハルレオの門脇麦と小松菜奈に。脱がない麦ちゃんとかわいすぎる小松菜奈に。 新人賞は、言わずもがな、鈴鹿央士。恐ろしすぎる才能。

さて、2019年で、かつて人生を賭けようと誓った映画の仕事をはなれて、5年が経ちました。

映画業界に飛び込むという選択をしたときは、周囲の誰しもにも止められ、反対されました。

結果はうまくいかなかったように見えるでしょうし、その失敗をみて、「ほら見たことか」と思う人もたくさんいたかもしれません。

それでも20代半ば、「やらなければ絶対に一生後悔する」と、様々なリスクを引き受けて、映画の世界に飛び込み、全力でやりきったからこそ、いまの自分があるんだなと思うし、「今でも映画が好き」と誰にも恥じることなく、自信が持って言えるんだなと思うことが増えてきました。

「自分の人生にとって大事なことに、自らリスクを引き受けて、挑戦し続けること」、生きる上で自分の根本になっているそのことを教えてくれたこともやはり映画だったんだなと感じます。

2020年も、大好きな映画とともに生きていきたいと思います。

▼昨年までの映画ベストはこちら(2016年以前は別ブログにリンクします、2017年はベスト10に足りる本数がなかったため作成しておりません)

2018年ベスト

2016年ベスト

2015年ベスト

2014年ベスト

2013年ベスト

2012年ベスト

5/5 (7)

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