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SMS(エス・エム・エス)/MIMS(ミムス)を退職して新たな挑戦をします!

タイトルのとおり、6月末をもって、2014年8月より約4年在籍した株式会社SMS(エス・エム・エス)/MIMS(ミムス)を退職します。今日最終出社でした!

(引き続きMIMS Japanとは業務委託として仕事を続ける予定ですので、製薬・医療機器などの会社で、アジア進出考えてる方や、販売戦略・マーケで悩んでいる方は一度ご相談ください^^)

本記事は、大変お世話になったSMSへの感謝を込めて書きました。

SMS(エス・エム・エス)を知らない方のために

この記事見てる方にも多いかもですが、医療介護業界の方と話してても、SMS?ショートメールサービス?となることがまだまだ多いので、知らない方のために、最初にSMSについて軽くご紹介しておきます。

SMSとGoogleで検索
圧倒的なSEO力!自分たちでも自社紹介の時にネタに使ってる人が多いです


医療介護ヘルスケアx主にWebにおける情報インフラを事業領域とする、いわゆるメガベンチャーです。
2003年に諸藤周平氏(現、REAPRA CEO)によって創業、2011年に東証一部に上場し、現在海外含むグループ全体で約2,000人の社員規模となっています。僕が入社した4年前、まだ連結700-800人とかだった気がする・・・この規模で4年で3倍・・・すごい。

時価総額は約2,000億円周辺となっており、医療介護ヘルスケアxITの領域では、エムスリーに次ぐ規模感と言えるでしょう。ちなみに入社時は時価総額700億円くらいだったと記憶しています・・・僕の投資してたどの株よりもパフォーマンス良い・・自社株もっと買っておけばよかった・・・!

事業領域は、正確には「高齢社会」と定義しています。言わずもがな、日本は世界で最も進んでいる高齢社会ですが、SMS社は、社会が高齢化することを是とも非とも捉まえずにフラットな視点でそこでビジネスを作っていくことを実践しています。

日本は高齢社会/人生100年時代という、およそ世界中が経験したことない世界の最先端を行く国です。この過程で、社会にとって必要な情報インフラは変わってくる/新しく生まれ続けることを事業機会と考え、そこでビジネスを作っていくことをミッションとしています。

事業責任者としての機会の多さが一番の魅力

ここからは僕の理解ですが、SMS社で働く魅力について伝えられればいいな、と思っています。

いわゆるベンチャーによくある、単一プロダクトにフォーカスして、ぐんと成長させるモデルではありません。医療・介護・ヘルスケアという決められたドメインにおいてだけで、少なく見積もっても40以上事業があり、それぞれに事業責任者がいるといった形をとっています。

SMSの事業ポートフォリオ
SMSのIR資料より。医療介護ヘルスケア領域のみで40以上の事業があり、これらが有機的に絡まり合って参入障壁を築く

必然的に、事業責任者としてのポジションも多く、この規模の会社としては圧倒的に事業経営を学ぶチャンスが多いと思います。この事業責任者としての判断の数こそ、自身を育てる一番の栄養だと思います。

どうしてもベンチャーだと事業単位/プロダクトの数が少なくて事業を揺るがす判断の機会を責任者してと行う機会はあまりなかったり、逆に大企業だと、機能分化になりがちで事業全体を見ることができない、だとか若手にそもそも裁量権が回ってこない、といったところがあると思うので、自分を事業家として育成するという意味では非常に面白い会社だと思います。

入社時から事業責任者!という人はそう多くないかもしれませんが、結果を出せばその機会提供ができる数は、他社よりも圧倒的に多いのではないかと思います。

事業やりたい! という人は、ここよりもいい会社はなかなかないのでは、と手前味噌ですが思います。

実際にSMS出身の起業家は非常に多く、以前、下の記事でも「SMSマフィア」という言葉が話題になりましたが、ここに紹介されてない人たちでも、やめていく人たちの中で多くが起業やスタートアップの経営チームとしてJoinしていきます。

▼「エス・エム・エス マフィア」が日本のビジネス、人材業界を変える?
https://blog.inst-inc.com/smsmafiawillchangehrindustry/

非常にSMSらしいのですが、SMS出身の起業家の共通の特徴は、なるべく目立たず、圧倒的な参入障壁を築くまでステルスで登りきる、というやり方が多く、知名度はないけどヤバい会社がたくさんあります。

特にSMS型の人材紹介のビジネスモデルは完全に固まっていて、再現性高くみなさん成功させているイメージです。人材紹介は早期にキャッシュフローがまわりやすいビジネスモデルなので、大型の資金調達をせずに(、ゆえにIPOの必要に迫られることなく)、事業をじっくり育てている会社が多い、というのも共通点だと言えるでしょう。

構造理解と「戦略・人材・オペレーション」

また、何よりも構造の理解を大事にします。
その上で、構造は常に変化することを前提とおき、その変化の潮目を捉えようとしています。現在の構造は変化が起こった時に生まれるビジネスは何か?変化の時期はいつ頃なのか?
それが10年先であれば、サービスだけ作っておき、積極投資はしないがユーザーは囲っておく、潮目が見えたら一気に投資を行うといった戦略をとっています。

「戦略・人材・オペレーション」という標語が社内で重視されていることからもわかるように、
戦略ドリブンだけれども、頭でっかちにならず、描いた戦略を実行しきる人材設計とオペレーション設計・実行までやりきります。人材やオペレーションから戦略にフィードバックがあり、そのフィードバックを受け戦略はアップデートし続けます。

こうした志向を持った事業責任者が各領域にいるため、新しい事業が次々と生まれていく風土があります。生み出された事業が有機的に絡み合い、参入障壁が強まっていきます。本当に、事業責任者として凄いな、と思う方がたくさんいて、刺激ばっかり受けてます。

SMS/MIMSで僕がやらせてもらったこと

前職で、事業の面白さを知ると同時に、マーケットが不健康だとそこで働く人たちも不健康になってしまう、ということを強く実感する経験をしたため、最もマーケットが成長している産業に身を置いているという理由で、SMSに入社を決めました。

入社後、ヘルスケア事業本部にて、認知症領域とアクティブシニア領域でそれぞれメディアの立ち上げを行い、特に認知症領域においては、時流もあり、大きくグロースをさせることができました。

事業責任者として、認知症領域で著名なKOLの協力を仰ぎがらメディア育成、SEOや提携含むマーケティング、商品企画、セールスなど全工程を行い、メディアも事業も順調に成長させることができました。


特にメディアにおける、コンテンツxSEO周りは、再現性を伴った自分のコアスキルとできたと思ってます。

余談ですが、実は本ブログを始めた理由のひとつも、自分の認知症メディアでの成功が、たまたまタイミングが良かっただけだったのか仮説検証するという目的もあったのですが、個人・更新頻度低いメディアでありながら、実際それなりの人気キーワードたちで上位取ることができまして、ここについては再現性を持たせられるということがわかりました。

(まあ更新頻度低いので、個人でやることの限界は感じてます。将来的に時間ができたら、ヤバイ友人とか協力者集めて、ヘルスケアビジネス領域の最強インサイダーメディア化、みたいな方向もありだと思います。いますぐ寄稿とかも全然歓迎です!)

また、その認知症事業を通して、医療や介護の現場にも触れる機会が多くなり、特に思いを持ってこの領域に取り組む医師や、当事者、その家族の方と接する機会が多くなったことでこの業界に思い入れが強まっていきました。


このような充実した日々を過ごしながら、約1年が経過した頃、三井物産社と共同で、シンガポールのMIMS社買収の話があり、そのPMI第一陣として、当時の上司から一緒に行こうと声をかけていただきました。

こうして当時・日本人7人程で、買収時、アジア13カ国社員数500人・50年以上歴史の続く海外企業に乗り込んでいきました。


「一生懸命やっていれば、30歳前後で自分でも想像できないようなチャンスが巡ってくる」

リクルートを辞める時に、リクルートのかつての恩師がくれた言葉を忘れずに、ただ真剣に仕事と向き合った結果に、運が味方したのだと思います。丁度30歳になる年でした。

ただ、そうした期待や興奮と裏腹に、シンガポールでの僕個人の仕事は、お世辞でも順調とは言えるものではありませんでした。この辺りは以前FBにも書いたとおりです。

もともと英語ができたわけではない僕は、外国人の上司や部下の言っていることは2割くらいしかわからない、言いたいことが全く伝えられない、そのくせマーケに関しては俺のが凄いという自負があるので、背景も説明もできないのに、「こうしろ」という指示だけはする。

チームは崩壊しました。
自分で採用したメンバーたちから、指示は無視されるようになり、MTGに僕だけ呼ばれなくなり、メンバーからの陰口が嫌でも耳に入ってくる。

ストレスでほとんど人生初めて健康も崩しました。
正直、シンガポール駐在の最初の半年が、これまでの人生で一番キツかったです。


そこから自分のやり方を大きく変え、とても良いチームを築くことができました。
この辺りは、以前FBで長文を書いたとおりなので割愛しますが、Web Platform部門のHeadとして、最大9カ国25人のチームメンバーと仕事をできたことは自分の人生にとっても忘れがたい経験になったと思います。

主に取り組んだプロジェクトとしては、医師会員集客・CRM施策、医師向けプラットフォーム化するための機能、サービス、コンテンツ拡充を断続的にやり、App開発、DB統合、データアナリティクス整備、効率的なVerification仕組みの導入、新商品企画・セールスから、日本製薬のアジアにおけるeマーケティングのプランニング、営業、PMなど多岐にわたります。

振り返ればもっとこうしていれば、とか成果として満足いかない点も多いのですが、ほんと色々やったなー、走りきったな、という印象です。

Webチームカラオケ
大好きなWebチームなどでのカラオケ、楽しかった〜!一人でよく飲んだ。



結果、最初に想像していたより長く、2年半シンガポールで暮らしました。
正直シンガポールでの生活は、楽しい20%、残りの80%はしんどい!みたいな感じでした(笑)この辺り、聞きたい方は飲みなど誘ってください。

ただ、インターネット企業において、海外で働くという経験ができたことそれ自体が極めて稀だと思っていますし、
これらの全ては、採用から入社後ずっと僕の上司だった方に、面倒見てもらい、機会を提供してもらっていたものであり、その方には、本当に感謝しかありません。
社会人になってこの10年間、上司にはいつも恵まれています。感謝。

まとめ

改めて、SMS/MIMSで働いていなければ、今の僕はいない、と思いますし、その意味で感謝しかありません。
ドライな会社でしょ、と言われること多いですがw、ウェットな人も多いです。じゃなきゃ、Mr. ウェッティな僕は4年も働けていないです。笑

人間的にドライというよりは、事業機会に対して、感情移入せずに、フラットに捉えているという表現が正しい気がします。(ただ、この辺りは僕はまだまだ自分のモノにでききってないと思います。相変わらず感情・感覚で判断・意思決定しちゃうので、SMSの大先輩方からよくいじられてます。笑)

また、成果を出した人に対して、しっかり機会提供をしてくれる会社だと思いますので、自らを高めたい!と思う人にはぴったりだと思います。
19時半完全退社で自己研鑽に時間を割けること・書籍代限度なしで全額会社負担だったことなど制度面でも成長サポートをしてくれました。

というわけで、SMSの魅力は伝えられたかなーと思います。積極採用中と思われますので、是非こちらの会社Webサイトからご応募ください!僕にご相談とかでもOKです^^
http://www.bm-sms.co.jp/career/
(僕もWebサイトに載っけてもらってます。)

なぜ辞めるのか?

シンガポールでの原体験を通じて、日本ほど安心して人が生きていける国はない、と強く実感しました。
それは高いレベルの医療と、そこで働く医療従事者の意識の高さ、そして世界でも類稀なる医療制度に支えられています。

ただ、日本の医療はご存知の通り、人口減・高齢化・人手不足を背景に圧迫されており、このままでは維持できなくなるでしょう。
いつからか、世界で最も誇ることができる日本の医療の未来について、僕には何ができるんだろう、と考えるようになりました。

それを人生のミッションと捉えると、帰国の話がではじめた時、そのままMIMSで仕事を続けるべきなのか、ということは考え始めていました。


そういったことを考えていく中で、昨年、僕が同世代で最も尊敬していて、かつ彼ならば日本の医療の未来を良くしていくだろう、と思っている方から、一緒にやりましょう、と誘われたのが、この決断をしたきっかけです。

もちろん、彼の言う医療の未来の形も100通りあるうちのたった1通りの可能性に過ぎないでしょうし、そもそも「医療」と一言でいっても、例えば1,000もの領域に分けられて、そのうちのいくつかの領域だけの話をしているにすぎないでしょう。それでも、彼の見ている未来を一番近くで見たい、彼を支え・一緒に作りたい、と強く思ったのが、SMS / MIMSの卒業を決めた理由です。

僕は何をやるか、と同じかそれ以上に、誰とやるかが大事だなと思ってる部分もあり、よりワクワクする選択をしました。SMS/MIMSに対して特段不満があるといったことはありません。


で、次は何をするかというと、医療xAIのスタートアップで働きます!というか実は数ヶ月前からやってます!
合わせて、いくつか応援したいベンチャーのお手伝いをさせて頂きます。ありがたい事にちょこちょこお話はいただき、向こう3ヶ月くらいは割と埋まってしまいましたのですが、こちらもよろしければご相談ください。

スタートアップの詳細はまだステルスフェーズなのですが、この領域でやるならばこれ以上はないとという最強のチームで、未来において非常に価値のある事業づくりができていて、ほんとスタートアップ超楽しいです!!

ただ、まだグランドライン乗り込むためには人が全然足りず、ルフィ海賊団作りのため積極採用中です!

おれ達もう仲間だろ

®️尾田 栄一郎 「ONE PIECE」


未来志向で、誠実で、いいやつで、何か一つ強みを持つという方、「あ、俺のことや・私のことだ」という方は是非FBでもTwitterでも連絡もらいたいですし、僕が一緒に働きたい!という方、お声掛けさせてもらいます。

——

最後に恒例ですが、僕の欲しいものリストを載っけておきます^^ あいつの門出になんかお祝いしたいぞ!という方は是非!

▼田中大地のほしいものリスト
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/2Z4JS02IQE6SW

では、長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!
SMS / MIMSの方は今後ともよろしくお願いします!
丸ノ内周辺にいることが多いので、ランチでも夜でもお気軽にお誘いくださいー^^

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