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医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2019年2月版後編):VeevaとAmiVoice(アミボイス)の提携から考える、医療情報の音声入力の未来

皆様こんにちは、アジヘルさんです。

さて、医療介護ヘルスケアIT企業の最新ニュース、2019年2月版の後編をお届けします!
まだ前編を読んでない方はよかったら前編から読んでくださいね。

▼前編はこちら

医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2019年2月版前編):ドコモのアルトマーク、エムスリーへの売却について思うこと
皆様、こんにちはアジヘルさんこと田中大地です。 いろいろ重なり相変わらず多忙な日々が重なりブログ更新が遅れてしまいました。てもはやこの...



さて、後半は、医療ヘルスケアBtoC、介護領域、海外企業についての最新ニュースです。こちらもNew!が沢山ありますので、お楽しみください^^

医療ヘルスケアBtoCその他:Welby社新規上場!

企業名 2019年2月 2019年3月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
メディカルシステムネットワーク[4350] 124 135 25.7 +11 109%
エムティーアイ[9438] 385 396 25.3 +11 103%
DeNA[2432] 2,895 2,586 23.7 -309 89%
メディカルネット[3645] 32 32 25.3 100%

さて、BtoC領域では、久々に嬉しいニュースです!!
製薬会社向けにアプリ開発や、自社でPHRサービスを提供するWelby社が上場を発表しています。

ブティックス社以来の1年ぶりくらいかな?の医療介護ヘルスケアIT企業のIPOなので、どこかで詳しいレポート書きたいな^^

カテゴリとして、BtoBかBtoCどちらにいれようかなと迷ったけど、今後のPHRサービスの伸びを期待してBtoCに入れてみたいと次回からウォッチを開始したい思います。



また、同じタイミングで在宅・訪問医療系のサービスを提供する会社が2社も上場を発表しています!フレアス社日本ホスピスサービス社ですね。今月はすごい!!

フレアスって僕知らない会社だったのですが、訪問マッサージ事業で上場ってすごい・・・しかも沿革見てると山梨県の片田舎で「在宅マッサージ」を始めたところから、星野リゾートと提携して、上場まで持っていった、って夢があるな〜。

フレアス沿革

ITというよりはリアルオペレーション系ではあるので、ウォッチ対象に入れないとは思いますが、個人的にはチェックしてみたいと思います!


メディシスは第三四半期決算を発表しています。
調剤薬局の改定影響は徐々に脱してきたかな?という感じですが、医薬品ネットワークがすごいですね・・・既に期末目標の3,200件を大幅に超え、3,430件導入となっています。まじで5,000件が見えてきましたね。

メディシス 医薬品ネットワーク進捗

↑加盟件数(純増)が、まるで積み上げの数字くらい伸びてて、すげー、ってなりました。。

▼2019年3⽉期 第3四半期 業績説明資料(メディカルシステムネットワーク)
http://www.msnw.co.jp/wp-content/uploads/2019/02/20190206shiryou.pdf

DeNAはメットライフ生命と提携して健康増進型保険

DeNAはメットライフ生命と業務提携をし、あらたに健康増進型保険を企画、提供することを発表しています。
以前ひまわり生命とDeNA子会社のDeSCヘルスケアとの提携のニュースもありましたが、今度はDeNA本体となんですね!どういう違いなのか気になります!

▼メットライフ生命とDeNAが業務提携
https://dena.com/jp/press/004442

個人的にも最近超ミニマムで生命保険加入(医療保険+がん保険で月3,000円くらいw)しまして、このあたりの構造理解が進んだので、今後インシュアテックまわりもより深く分析していきたいと思います。

▼生保加入迷ってる人は、まず後田さんの本ぜひ!勉強になります。



決算も発表していますが、ヘルスケア絡みの話はほぼなかったので、本ブログではスキップします。気になる方は是非見てみてください〜

▼2019年第三四半期 決算説明資料(DeNA)
http://v3.eir-parts.net/EIR/View.aspx?template=ir_material&sid=111567&code=2432

オワコンのチームと未来のチーム

あと直接DeNA関係ないですが、もとDeNA起業家の中でも特段注目と言うか、大学生のときまだ赤川さんがバンドやってた頃から勝手に大好きすぎるミラティブ社の赤川さんのエモい投稿が凄く良かった!もう色んな人にこれ読んで読んで〜というリンクを送りつけまくりましたw 

ほんと、この世界なんだよなー!
アイリスとかもうホンコレ。ここに関しての感覚は自分の中でアイリス以前/以後で大きく変わったな〜。オワコンのチームって言われてるやつほとんどの項目で、1年前までは組織はこうあるべきだ、って僕自身も思ってたのだから、人って経験するとこうも考え方が変わるんだな、と自分でも驚いてます。

今世界で最も流行している音楽ジャンルであるヒップホップの強さやイズムは、HOWの縛りではなく「決して譲れないぜこの美学 ナニモノにも媚びず己を磨く」(RHYMESTER「B-BOYイズム」より)という「美学」にある。

僕自身もHip Hopで育ってるので(ていうとストリート育ちの入れ墨いれまくりみたいな超悪そうですが、ご存知の通りそんな過去は全くなくて、ひとりで聞いてただけw)、プライベートとか仲間うちだとただエモいことやってたんすよね、昔から。
なのに組織を考えた瞬間一気にその考え失うって経験して、どう統制して「マネジメント」するか、考えたりばっかしてて。
でも最近すごく変化してて、もはや「マネジメント」という言葉すら自分の中でちょっと違うんだよな、って感覚すら生まれてる。

やっぱり、リーダーシップ!!!!なんだよなと。

介護IT4社:NDソフトウェアがMBOを発表!

企業名 2019年2月 2019年3月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
NDソフトウェア[3794] 234 303 29.2 +69 129%
カナミックネットワーク[3939] 279 307 106.1 +28+6 110%
インターネットインフィニティ[6545] 31 40 65.7 +9 129%
ブティックス[9272] 72 87 64.9 +8 110%


介護も見てみましょう。

NDソフトウェアは、もうなんていうか最高にエモいんだけど、「俺、自分のやりたいことやるんでMBOします」、と発表しています!(意訳w)

MBOって意思決定って、上場企業にとってはこれ以上ないよなって、エモな選択肢だと思ってて、ほとんど創業社長以外は取れない選択肢だと思うんですよね。(勿論そうでないケースもありますが)
スタートアップとかも一回上場して、出資していただいた方やSO出したメンバーへの恩義にしっかり報いたらMBOとか、もっとがんがんやってけばいいんじゃないかな、って個人的には思っちゃってるので、すごく良い決断だな!と思いました。上場してできることも多いけど、同じくらいできないことも多いんだろうなと感じます。

▼株式会社ジェイ・ケイ・イーによるエヌ・デーソフトウェア株式会社 (証券コード 3794)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3794/tdnet/1671520/00.pdf



ちなみに第三四半期決算も発表しています。業績予想に比したらかなり良い決算だったなという印象です。まあもう非上場化してまうのだけど。

▼平成31年3月期 第3四半期決算短信(NDソフトウェア)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3794/tdnet/1671423/00.pdf

NDソフトウェアさんおつかれさまでした!引き続き頑張ってください!!


ほか、カナミックネットワークは第1四半期決算を発表しています。

▼平成31年9月期 第1四半期決算短信(カナミックネットワーク)
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80746/23c8652d/6b83/4ede/a901/f4ea0659aaac/140120190208474014.pdf

利益がマイナスになっている要因は、以下とあるので大きな心配はないでしょう。
なお、販売費及び一般管理費の主な増加要因は、旭川医科大学との2018年10月から2019年9月までの1年間に対する共同研究費(27,900千円)を一括費用計上したことなどによるものであります。


インターネットインフィニティーも第三四半期決算を発表しています。

▼2019年3月期 第3四半期決算補足説明資料(IIF)
http://pdf.irpocket.com/C6545/drYi/iCAS/E081.pdf

インターネットインフィニティー決算

レコードブックは店舗数、売上ともにしっかり成長していそうで、思ったより全然悪くない内容でした。実際3月に入り、株価も大幅に改善しています。だいぶ割安感も強かったので、2月のタイミングでしっかり入ってた人はよかったですね^^

しかし正社員が前期末比46名増加、とすごい踏んでるな〜今後も楽しみです!


さて、ブティックスも第三四半期決算を発表しています。

▼2019年3月期 第3四半期決算短信(ブティックス)
https://global-assets.irdirect.jp/pdf/tdnet/batch/140120190213476343.pdf

ブティックス社の売上でかなりのウェイトを占めるCareTEXが毎年2月開催のため、第四四半期に売上偏重の傾向があり、第三四半期までは例年赤字なんですよね。投資サイドとしては事業進捗がわかりづらく、判断しづらい部分はあり難しいところです。

海外医療ヘルスケアIT3社:VeevaとAmiVoiceが提携!!

企業名 2019年2月 2019年3月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
Teladoc health[TDOC] 4,351 4,836 +485 111%
athenahealth[ATHN] 5,541 5,541 101.8 100%
Veeva Systems[VEEV] 13,653 14,545 115 +982 107%

※時価総額の単位は百万ドル


さて、最後に海外です。

Veevaは本決算を発表しています。
https://www.veeva.com/jp/news/veeva-announces-fourth-quarter-and-fiscal-year-2019-results/

FY2019通年の売上高で25%増収、営業利益で41%(!)、純利益で52%(!!)の増益という驚愕の数字です。この規模でこの成長はすごすぎる、、時価総額では140億ドルを超えてきており、本ブログのウォッチ企業では大幅にNo.1になりました。


これはVeeva Japanの独自提携ですが、AmiVoice(アミボイス)を提供するアドバンスト・メディアとVeeva Japanが業務提携を開始するというリリースが出て、地味に興奮しています! 
以前アッヴィのケースでリリースが出ているように、一部の製薬メーカーでは、既にVeevaCRMをAmiVoice使って音声入力できるようにしてるケースなどをできるようにしてたようなのですが、今回オフィシャルに使えるよ、ってことなんですかね。

▼アドバンスト・メディア、Veeva Japanと業務提携
https://www.veeva.com/jp/news/advancedmedia-veeva_partner/



AmiVoice、ぐんぐんライフサイエンスに入ってきますね〜。医療機関の電カル入力や調剤薬局の薬歴入力にもかなり採用されているという話を聞きます。

医療データ入力フォーマットがどうなるのか、というテーマはこれから天下分け目の戦いが起こりそう、というか今めっちゃ重要なタイミングだと思うんですよね。
音声入力のような「入力」という行為を楽にすることで、業務不可を削減しに行くアプローチなのか、一方で、医療言語処理のアプローチでデータを構造化させていくのか。

全く専門でない一個人の直感的には、未来を見据えると後者だな〜という感覚はあるんですよね。
もちろん音声入力するためにもデータ構造化は必要だ、という前提はあると思うのですが、入力方法にデータ選択式に加えて音声入力という別の形を採用することにより、入力フォーマットが増え、システム的には複雑性が増す、みたいなところを懸念しています。

ただでさえ医療情報って複雑性が高い中でAmiVoiceのように個別最適な入力との相性がどうなんだろうな、と。このあたり詳しい方の見解聞きたいな〜


なお、先日こちらの記事でお伝えしたとおり、athenahealthはVeritas Capitalに57億ドルで買収が完了した、とのリリースがありました。なので、アテナヘルスのウォッチは今月までとなります!大きな企業を失った
・・・これで海外ウォッチ企業が買収されたのは、WebMD、Everyday Healthに続いて3社目です。さすがアメリカ・・!!

参考 アジヘルさんウォッチ企業で買収され上場廃止したアメリカのヘルステック企業
・WebMD:KKRに28億ドルで買収(2017年) 
 関連記事: http://healthcareit.jp/?p=1327
・Everyday Health:J2 Grobalに4.6億ドルで買収(2017年)
 関連記事: http://healthcareit.jp/?p=967
・NEW→ athenahealth: Veritas Capitalに57億ドルで買収(2019年)

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さて、二部構成でお届けしました、今回の医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ、いかがでしたでしょうか?
わりと前後半は分量的には丁度良いのかなという印象です。最近長すぎて読むの疲れちゃいますもんね。。是非感想とか聞かせてくれたら喜びます^^

【医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2019年2月版)】
前編:ドコモのアルトマーク、エムスリーへの売却について思うこと
後編:VeevaとAmiVoice(アミボイス)の提携から考える、医療情報の音声入力の未来(本記事)



さいごに学びがあったなーと少しでも思う人は、FacebookやTwitterでシェアでもNewspicksでPickでもなんらかアクションしてもらえると嬉しくてまた次回も書く気力に繋がるので、ぜひお願いします!!

2019年は月10万PVメディア目指して頑張りたいし、毎月昨月超えをしっかり継続したいので、応援の気持ちで拡散など頂けたら嬉しいです!^^ Twitterとかで拡散してくださった方はもれなく御礼コメントかRTしますw


->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ

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