この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2018年9月版): ケアネットやMDVの新ビジネスモデルに注目!

皆様こんにちは、アジヘルさんこと田中大地です。

気づいたら日本に帰ってきて半年が経ちました!本当に色々ありすぎた半年でした。めちゃくちゃ充実してるけど、でもやること・やりたいこと多すぎて全く時間足りず流れが早い。。。。

この半年で毎日のように新しい人とあってる感覚はあるんですが、今見てみたら半年でFacebook友達が350人くらい増えていたので、想像以上に凄いなあと。。単純平均で1日2人ペース以上で新しい人と会ってるってことですね。

ヘルスケア界隈では、最近新しくお会いする人の半分くらいに「アジヘルさん!いつもブログ読んでます!」と言ってもらえて嬉しいです! 毎月結構ブログ書くのに時間つかってるけど、頑張って更新し続けててよかったなあと思います!



おかげさまでアクセス数も毎日過去最高記録突破中です〜



そしてこないだまで隔週のように行ってたのに、もうアジアのビーチに遊び行きたくてたまらなくなってきた!タイとかバリとかフィリピンの島とか行きたーい!!ほんとにアジアの炎天下でビール飲むのが好きすぎる。最近日本寒くなってきてきついです。。



あとあと10/1からまたアイリスにいっぱい仲間が増えて嬉しい限りです^^
ほんとにみんな超絶地頭良く x めちゃくちゃいーやつ x 変人・変態(良い意味で)という三要素が高いレベルで揃ってる人しかいないという極めて最強な感じで嬉しい限りです!

そうなんですよー、アイリスメンバー控えめに言っても無敵なんですよ。

かなりの鬼速スピードで会社自体が成長しているので、本来あちこちにマンパワーが足りません・・!という状態になってきているのですが、
みんなが自分の限界突破をする生産性と集中力で仕事に向かっているので、なんだかんだなんとかなっている、という感じですが、僕らの使命を果たすため、引き続き医療の未来と人類の未来のために頑張ります!!



とはいえ週末は遊び回ってて、9月は四国(徳島、香川)とか河口湖旅行行ってきましたー!そして今週末の3連休はIHLの合宿で幕張にこもって自分磨きしてきます!!10月はアイリスの熱海合宿もあり、合宿だらけw

———-

という前置きはこんなところにして、さて本題、医療介護ヘルスケアIT企業最新ニュース行ってみましょう。

今月も各企業ともに面白い動きが盛り沢山なので、今月はヘルスケア業界にいる人は是非読んでほしいです!

さて、まず日経平均の推移です。
2017.1.4:19,594円
2017.2.1:19,148円
2017.3.1:19,393円
2017.4.1:18,909円
2017.5.1:19,196円
2017.6.1:19,860円
2017.7.1:20,003円
2017.8.1:19,996円
2017.9.1:19,691円
2017.10.1:20,356円
2017.11.1:22,420円
2017.12.1:22,819円
2017.12.29:22,764円(大納会)
2018.2.1:23,098円
2018.3.1:22,068円
2018.4.1:21,453円
2018.5.1:22,467円
2018.6.1:22,201円
2018.7.1:22,304円
2018.8.1:22,553円
2018.9.1:22,865円
2018.10.1:24,120円

9月1日→10月1日騰落率:105%となっています。
バブル崩壊後、最高値更新!ということ、素晴らしいですね^^
ついに25,000円が見えてきた!というところです。

では個別企業行ってみましょう。

医師向けサイト4社:サンバイオ社出資から見るケアネットの新ビジネスモデルとは

企業名 2018年9月 2018年10月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
エムスリー[2413] 15,855 16,701 79.6 +846 105%
ケアネット[2150] 93 112 37 +19 120%
メドピア[6095] 199 209 95.2 +10 105%
MRT[6034] 118 106 533.4 90%

さて、いつもどおり医師向けサイト4社からです。ここは各社ニュース盛り沢山なので注目です!

エムスリーはUS治験実施施設を運営するWake Research Holdings LLCの買収を発表しています。治験実施施設、CRO、SMO・・・国内、国外・・・これはもうあれですね、全部行くやつですねw 

▼米国治験実施施設を買収 ~ カリフォルニアで 3 施設を獲得し、新たに 5 万人の患者にアクセス ~
https://corporate.m3.com/ir/release/2018/pdf/20180903_01.pdf



次に、メドピアです。
まず、名古屋の医療スタートアップであるPREVENT社との提携を発表しています。

▼メドピアグループ、重症化予防プログラムを提供するPREVENTと提携 ~健康保険組合向けに予防支援サービスを強化~
https://medpeer.co.jp/press/5861.html

PREVENTは、デバイス+App+医療者の遠隔サポートみたいな構成ですかね。デバイスはこのWebサイト見る限り、Fit bitなど既成品を使うのかな?
https://service.prevent.co.jp/mystar



また、最近単月黒字化を発表した、遠隔相談サービス「first call」が、Donuts社の提供する爆伸びクラウド労務管理サービス「ジョブカン」との提携を発表しています。

▼first call、ジョブカンと連携して「ジョブカン医療相談 by first call」を企業向けに提供
3万社が導入するバックオフィス支援システム「ジョブカン」と連携し、企業の健康経営をサポート
https://medpeer.co.jp/press/5877.html

ここからは利用顧客数を伸ばしていくだけなので、
個別の企業健保営業+こうしたP/Fとの提携を加速させること+、とはいえ導入してみたものの、実際の利用者が増えたり、成果が出てないととやっぱりいいや、と解は約されてしまうのでこのあたりのカスタマーサクセスをやりきる、という感じでしょうか。

難しい医療相談という領域をよくあるネットビジネスの公式に当てはめて収益化まで持ち込んだ好事例だと思います。



あとは、中長期的に医療健康相談はまず気軽にオンラインという文化を定着させられれば、勝ちなのかなと、思います。

同じ文脈で語るのはさすがに無理あると思いますが、当社医師が多いので、いろんな健康相談Slackでてきてめっちゃ助かってますし、この世界が広がったらとてもいいなあと思います^^

ICOで話題になったマイクロブラッドサイエンスの持分法適用除外!

MRT社は連結子会社及び持分法適用関連会社の連結除外2つをさらっと発表してます。

▼連結子会社及び持分法適用関連会社の異動(連結除外)に関するお知らせ
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1632553



まず1つ目が、60%の株を持ち連結子会社だったMRT NEO社の経営権を、残りの40%の株を持つアイフラッグ社(光通信の子会社)に事業権を譲渡とし、MRT社の連結対象から外すことを発表しています。

とはいえ上のリリースでは株を譲渡するとは明記されてないんですよね。
おそらく今後は株を売却する&事業影響を与えないということはMRT NEO社の取締役となっているMRT社の社員さんも離れていくのかなとは思うのですが、、さすが、というかIRプレイがトリッキー過ぎてわからないですね。。

同時リリースしている、マイクロブラッドサイエンス社のニュースを目立たせないため?などとうがった見方もしてしまいます。



というわけで、2つめが、ICOで話題になったマイクロブラッドサイエンス社の株を一部Gakky Limitedに売却し、持分法適用会社から外す!ということ。これは結構大ニュースな気が・・・


→やはり発表後10%くらい下げてましたね。

ちなみに4.65%を5,000万円で売却したとのことなので、マイクロブラッドサイエンス社のValuationは約10億円ということになります。

サンバイオの資本提携から見るケアネットの新しい野望

またケアネットも驚きのニュースを発表しています。
ケアネット、メディカルインキュベータジャパン、バイタルケーエスケー・ホールディングス、アステムの4社で話題の再生医療ベンチャー、サンバイオ社に出資を発表しています。

なんでサンバイオがケアネット?!と驚いたのですが、
この記事見てて合点がいったのですが、サンバイオの共同創業者であり、現在の代表取締役会長の川西徹氏はケアネットの創業メンバーの一人なんですね。。

▼日本は再生医療のシリコンバレーになれる(全文)
https://president.jp/articles/-/21723

【田原】アメリカでは、サンバイオを一緒に立ち上げた川西徹さんと出会いますね。
【森】出会うというか、再会ですね。川西は大学の同窓。当時から友達で、卒業後も定期的に飲む仲でした。彼はボストンコンサルティンググループで働いた後、独立してケアネットという医療情報の会社を立ち上げた。その後に渡米して私と再会して、頻繁に会ううちに何か一緒にやろうという話になりました。

なお一緒に出資しているバイタルエスケー社、アステム社は両方共ケアネット社の医薬品卸の大手で、主要株主ですね。

さすがケアネット、といいますか、医療業界の先人なだけある大人プレイですね。最近の数々の資本移動が全てここに繋がるストーリーだったのか、と思うとドキドキしちゃいます。

以下発表動画の様子ですが、
やってることはエムスリーの見ている世界と一緒ですね。エムスリーはそれを全て自社グループでやろうとしていますが、ケアネットの場合はゆるくつながった医療業界コミュニティといったイメージでそれを実現するというイメージでしょうか。

▼サンバイオ株式会社との資本業務提携に関する説明動画
https://www.carenet.co.jp/Investors_contents/2018_movie.html



以上、医療P/F4社でした。

ほんとここにあげたの4社のファイナンスプレイはめちゃくちゃ勉強になる!!事例を超える教科書はない、という言葉通りですな。
僕ももっとファイナンス思考でありたい!!引き続きここの勉強は頑張ります!!

——

医療ヘルスケアBtoB 6社:MDVの新事業とは!

企業名 2018年9月 2018年10月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
EMシステムズ[4820] 430 455 30.8 +25 106%
メディカル・データ・ビジョン[3902] 759 761 155 +2 100%
バリューHR[6078] 125 136 66.4 +11 109%
アトラ[6029] 82 91 14.4 +9 111%
Ubicom HD[3937] 112 152 54.2 +40 136%
データホライゾン[3628] 53 58 64 +5 109%


次にBtoB6社行ってみましょう。

まず、MDVからです。
MDVは新事業として、これまで取得していたDPCデータに加えて、健診・検診における患者さんからのオプトイン・リアルタイムのデータ取得をはじめることを発表しましています。

スクリーンショット 2018-10-03 21.15.18

2つのデータを組み合わせることで、未病状態から病気発症後の状態をひとつの患者IDで一気通貫に見ることができる、という世界を目指すということ。いいですね〜

▼MDV社 新事業に関する説明会(動画)
http://www.irwebcasting.com/20180925/1/4323b41fc2/mov/main/index.html

記者会見動画が上がっていますが、
健診だと、異常所見が出たときに、自覚症状がなく、病院に行かない人が非常に多い。
これを所見ありの結果が出たときに、すぐにボタン1つでオンラインで相談できるようにしよう、という思考とのことです。
健診結果が、カルテコ上に入っていれば、その医用画像を他の医師に共有できるので、そのまま受診に繋げられる、とのこと。

世界観としてはとても共感できるし、自分もあったらとても使いたいなあと思うサービスなので、あとはほんとにそのP/Fを各医療機関や患者さんが使ってくれる状態を実現できるかどうかですね。頑張ってほしい!



また検診は相良病院グループと組んで乳がんからスタート、ということです。
相良(さがら)病院のグループ全体は、女性特化病院ということで、乳がん患者数は国内1位とのこと。
特に、乳がん検診において、高濃度乳房の検診ができる検診バスを走らせているので、それをMDVと一緒にぐっと広げていくとのことです。

上の動画、質疑応答がかなり熱くて、「JMDC(日本医療データセンター)」保険者からのレセプトデータをどう見ているのか、「次世代医療基盤法」についてのMDVのスタンスなど、かなり盛り上がりのある内容になっていたので、1時間くらいと長いですが、医療ヘルスケア領域でビジネスにする人には非常におすすめです!

Ubicomは生体認証スタートアップLiquid社に出資!

また、ヘルスケアあまり関係ないですが、Ubicom社は生体認証サービスを提供するスタートアップLiquid社に出資(出資規模は未公開)をしてストップ高二連続となっています。

高い本人確認レベルが求められる決済などの領域で、指紋認証/顔認証を世界初実現した、ということですね。

▼株式会社Liquidとの資本業務提携に関するお知らせ
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03491/939779fa/f026/488c/8b58/80d8baf64a04/140120180920408591.pdf

なお従来のiPhoneなどにある指紋認証(Touch ID)と異なる部分はどこか、というところは少し古いですが以下の記事に詳しいです。なるほどスマホであれば、認証すべき指紋は1つに固定されるのだが、キャッシュカードなどの決済領域になると照らし合わせるデータ量が多く、決済完了までに時間がかかる、ということなのですね。

▼「株式会社Liquid Japan – 生体認証で変わるIoTの新時代  経済産業省「おもてなしプラットフォーム」事業の実証実験にも採用・次世代指紋認証システム 「Touch&Pay」
http://www.biglife21.com/companies/14072/

個人的には早く生体認証普及しまくってほしいと思っているので、応援してるUbicom社がやってくれるのは嬉しいなーと^^

医療ヘルスケアBtoCその他: メディシスの医薬品ネットワークが加盟店3,000件突破!

企業名 2018年9月 2018年10月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
メディカルシステムネットワーク[4350] 132 144 27.5 109%
エムティーアイ[9438] 386 383 17.1 99%
DeNA[2432] 2,898 2,898 26.4 +128 104%
メディカルネット[3645] 40 40 36.8 100%


MTIは引き続きガシガシ新案件のリリース出してますね。

えw 
▼エムティーアイ、ライオンの口臭ケアサポートアプリの開発・実用化を支援! ~AIの口臭リスク判定アルゴリズムを活用し、新しい口臭ケアを実現~
https://www.mti.co.jp/?p=22974



またメディカルシステムネットワークはデイサービスを運営するポラリス社への出資を発表しています出資金額は5千万円となっています。

また、ついに医薬品ネットワークも加盟店3,000件突破!素晴らしいです!


介護IT4社:インターネットインフィニティーが下げ止まらず

企業名 2018年9月 2018年10月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
NDソフトウェア[3794] 224 246 21.1 +22 110%
カナミックネットワーク[3939] 355 361 157.3 +24+6 102%
インターネットインフィニティ[6545] 84 76 40.4 90%
ブティックス[9272] 88 105 78.8 +17 119%


さて、今月は介護サービスを運営する4社について、特段新しいリリースなどはなかったのでスキップします。

インターネットインフィニティーは気づき株価が下げ止まらず時価総額が最盛期の半分近くなっています。。うーんそこまで下げなくともと思いますが、実態わからないのでなんとも言えないですね。

海外医療ヘルスケアIT3社:Teladocが海外駐在、旅行者向けサービスローンチ

企業名 2018年9月 2018年10月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
Teladoc health[TDOC] 3,930 5,281 +1,351 134%
athenahealth[ATHN] 5,953 6,207 115.2 +254 104%
Veeva Systems[VEEV] 9,065 12,471 102.3 +3,406 138%

※時価総額の単位は百万ドル


最後は海外です。

最後に海外ですが、Teladoc Healthから、海外出張者や駐在員向けにTeladoc Global Careというサービスをローンチしたと発表しています。

これをもってTeladocの法人向けサービス導入企業は海外でもいつものオンライン診療サービスを受けれるということですかね。
https://ir.teladochealth.com/news-and-events/investor-news/press-release-details/2018/Teladoc-Health-Launches-Teladoc-Global-Care-Services/default.aspx



ちなみに直接Teladoc Global Careとどうのという話ではないですが、訪日旅行者向け医療の文脈で、先日話を聞く機会があったUrDoc/ユアドクというサービスがすごくよくて、
シンガポール住んでたときも、周りの人たち日本旅行中の医療に困っていたのでいいなあと思いました。

UrDoc/ユアドク
https://www.ur-doc.com/

そのAppで診断/解決することを目指すのでなく、一時問診して、医療機関や薬局に提示できる日本語での症状記載とか丁度いいバランスだなあと。
あとマーケ、というかユーザー接点の設計さえ上手くリアル、検索、提携などとやりきあれれば面白いなと!応援してます^^

さて、以上で、今回の定点観測はおしまいとさせていただきます。

なお今月の時価総額伸び最大は、Ubicom社が136%(!)で1位で、マイナスが一番大きかったのがAthenahealth社で87%でした!市場全体が大きくプラスなので、今月はあまりマイナス幅が大きくはなかったですね!


さいごに学びがあったなーと少しでも思う人は、FacebookやTwitterでシェアでもNewspicksでPickでもなんらかアクションしてもらえると嬉しくてまた次回も書く気力に繋がるので、ぜひお願いします!!

ではまた来月ー!!

->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ

▼いま一番人気の記事
【随時更新】医療ヘルスケア業界でビジネスやる人へのおすすめ本15選

▼こちらもどうぞ
Newspicks専門家に選ばれました!医療・介護のリアルについてコメントしています。
エムスリーが明かしたヘルスケアビジネスを成功させるノウハウとは
そもそも田中大地って誰?筆者の経歴とプロフィールはこちら
SMS/MIMSを退職して医療AIスタートアップで新たな挑戦を

3.33/5 (3)

良いと思ったら★をつけてください!

この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

ブログの更新情報をフォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です