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医療介護ヘルスケアIT時価総額ウォッチ(2018年7月版): 米遠隔診療TeladocがAdvanceMedicalを約400億円で買収!

皆様、こんにちわ、アジヘルさんこと田中大地です。

先月は、下のブログでも書きましたが、約4年間勤めたSMS /MIMSを卒業しました。

SMS(エス・エム・エス)/MIMS(ミムス)を退職して新たな挑戦をします!


今は医療AIスタートアップで新たなチャレンジしてます!ほんと全てが初めてだらけで、毎日新しい課題に対してウンウン唸りながらやってます。チームが最高なので、楽しい!!

というわけで、ブログ名が「アジアで働くヘルスケITベンチャーのマーケター考察日記」は変えなきゃなあと思っていたので、ついに変えてみました!


名付けて「アジヘル考察日記 @ 医療AIスタートアップ」です!!(どーん)


地味にこちらの「アジヘル」という方の料理ブログにSEO負けしてたのですが、最近ようやく「アジヘル」で検索して1位取れましたので、追い打ち的な感じで「アジヘル」クエリの圧倒的シェアをとっていけるように頑張ります(無駄w)

アジヘルクエリ

もっと「アジヘル」を根付かせていけるように頑張ります!!

「アジヘル」で検索
↑こういうのガシガシ使ってこ!

———-

さて、本題、医療介護ヘルスケアIT企業最新ニュース行ってみましょう!

引き続き何かと忙しいのと、決算時期も落ち着いたので、ちょっとさっくり目で行きたいなと思います。

さて、まず日経平均の推移です。
2017.1.4:19,594円
2017.2.1:19,148円
2017.3.1:19,393円
2017.4.1:18,909円
2017.5.1:19,196円
2017.6.1:19,860円
2017.7.1:20,003円
2017.8.1:19,996円
2017.9.1:19,691円
2017.10.1:20,356円
2017.11.1:22,420円
2017.12.1:22,819円
2017.12.29:22,764円(大納会)
2018.2.1:23,098円
2018.3.1:22,068円
2018.4.1:21,453円
2018.5.1:22,467円
2018.6.1:22,201円
2018.7.1:22,304円

6月1日→7月1日騰落率:100%となっています。

では個別企業行ってみましょう。

医師向けサイト4社:ケアネットら40億円規模のファンド設立

企業名 2018年6月 2018年7月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
エムスリー[2413] 14,753 14,300 68.2 97%
ケアネット[2150] 126 119 39.5 94%
メドピア[6095] 195 151 126.2 77%
MRT[6034] 98 82 414.1 84%

さて、まず医師向けP/Fを運営する4社から行きましょう。

エムスリーは特に大きな発表はありませんでしたが、こんなブログ見つけちゃいました!

「M3 Tech Blog」
http://www.m3tech.blog/

エムスリーファンとしては、このブログはしっかりチェックですな!

ほえー、エムスリー自体も電子カルテ作ってるんだ!

うーん、ちょとっと検索してみたけど、シィ・エム・エスの電カルのことかな?それともデジカル社もエムスリー資本入ってるのかしら・・?


あと、さっき知ったもう1つ衝撃的なニュースが、エムスリー取締役だった横井氏が、お菓子屋さんの社長に就任されてる!!あまりに業態違いすぎて二度見しました。笑

▼株式会社PAPABUBBLE JAPAN 新体制のご報告
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000018984.html

社長就任ってことは、エムスリー社の取締役は引退されたのですかね。まだエムスリー社からはリリース出てないみたいですが・・・。名前の知られた方だけにびっくりです。

———
 

気を取り直して、メドピアは、First callで、企業向けに「オンライン産業医」サービスを始めています。産業医面談は一定規模の事業者では義務付けされていますが、どうしても月1回の訪問ではワークしていない部分もあると思います。
こうしたところを、まずはオンラインで、適切なタイミングで産業医面談が実施できるようにしたサービスです。

あとはアルバイト感覚になりがちと言われる産業医の質を担保できるかどうかが肝でしょうか。

▼first call、産業医面談をオンラインで可能とする新サービス「オンライン産業医」をリリース
https://medpeer.co.jp/press/5626.html

企業向けの導入も順調に進んでいるように見え、非保険外の領域で、しっかりメドピアは遠隔相談サービスを育成させていて凄いですね。


ケアネットは経営体制の変更を発表しています。

これまでケアネットの共同創業者であった秦充洋氏が代表を務めるミレニアムパートナーズが主要株主でしたが、この約半分をメディカルインキュベータジャパンに売却するようです。

メディカルインキュベータジャパン社は、元アストラゼネカ、メルク日本法人の取締役であった桂 淳氏が社長を務める新設会社のようです。また会長に、ケアネット会長の大野氏も就任するようです。

合わせて、医療機器や医薬品ベンチャーへの投資と、その後の承認から販売・マーケまでを支援するコンソーシアムの設立を発表しています。

参加企業は、インテージホールディングスグループのアスクレップ、株式会社医薬情報ネット、株式会社ゴールデン・チャイルド、株式会社マクロミルケアネットの合計6社となります。

▼主要株主 のケアネット株式の保有比率 の変更 について
http://www.carenet.co.jp/pdf/news/2018/corporate/corporate_20180621.pdf

▼ケアネット、メディカルインキュベータジャパンと ヘルスケア領域 のベンチャー企業への投資 を目的 とした 業務提携契約 を締結 し、取締役 を派遣
http://www.carenet.co.jp/pdf/news/2018/corporate/corporate_20180515_01.pdf

▼ケアネットなど40億円ファンド、医療VBに投資
https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=202633

医療ヘルスケアBtoB 6社:MDV社のメディアは・・・?

企業名 2018年6月 2018年7月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
EMシステムズ[4820] 378 409 28 +31 108%
メディカル・データ・ビジョン[3902] 582 633 129 109%
バリューHR[6078] 113 119 81 +6 105%
アトラ[6029] 69 59 19.7 86%
Ubicom HD[3937] 115 113 40.3 98%
データホライゾン[3628] 82 76 41.9 93%


続いてBtoB6社に行ってみましょう。

先月が盛りだくさんだった分、6月は特段大きなニュースはありませんでした。

一個、MDV社が、めでぃログという医療メディアをリリースしています。

▼めでぃログ
https://portal.medilog.jp/

確かにコンテンツはしっかり作り込んでいて数は少ないものの他メディアでは読めないような内容になっていそうです。
うーん、しかし、「日本で一番正しい医療メディア」とは・・・何のエビデンスでこんな表現なのでしょうか。笑

基本は、カルテコのプロモーションを目的としたメディアなのでしょうが、メディアとしてのコンセプトや一貫性も見えないですし、ちょっと現状ママだと長く続いていくイメージはないですかね。。

医療ヘルスケアBtoCその他: 遺伝子検査の勝者はどこ?

企業名 2018年6月 2018年7月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
メディカルシステムネットワーク[4350] 147 145 27.7 99%
エムティーアイ[9438] 386 377 16.8 98%
DeNA[2432] 3,157 3,132 27.4 99%
メディカルネット[3645] 44 47 27.7 +3 113%

MTI社は、グループ会社で、電子お薬手帳の開発を行うファルモ社が調剤薬局の処方箋事前送信とキャッシュレス決済のサービスを開始したとのリリースがありました。

▼ファルモが熊本銀行と親和銀行のスマホ決済サービスに処方送信APIを提供~処方送信×スマホ決済によるスムーズでキャッシュレスな薬局体験を実現!~
http://www.mti.co.jp/?p=22782

正直、個人的に電子お薬手帳は使ったことがなく、あまり価値も良くわかってないです・・ぜひ詳しい方教えて欲しいです!
慢性疾患を持っていて、常日頃から薬局に行く人は処方箋予約やキャッシュレス決済は便利なのかもしれませんね!

この領域は早く圧倒的なNo.1プレイヤー・プラットフォーマーが現れてほしいなあ。


さて、メディカルネット社は、広島大発のベンチャーであるミルテル社に出資と業務提携を発表しています。
ミルテル社は、テロメアGテール長測定の特許を持っており、これによって遺伝子検査事業を行なっています。

▼株式会社ミルテルとの資本・業務提携及び第三者割当増資の引受けに関するお知らせ
https://www.medical-net.com/common/doc/ir/h30/ir_h30_20180608.pdf
いくつもあるこうした遺伝子検査サービスの良し悪しはよくわからないのですが、歯科領域でこうした遺伝子による疾患予測できたら虫歯のリスクとかわかったら面白いかもですね。



ちなみにこの遺伝子検査周り詳しい方たちは、全ゲノムを次世代シーケンサーで解析している「ゲノムクリニック」はちゃんとしてると言いますね。最近、千葉大の曽根原 弘樹氏と元リクルートの麻生要一氏で法人化しています。

▼ゲノムクリニック関連サイトはこちら
https://www.genome-clinic.com/
https://genome-clinic.co.jp/

一般的な遺伝子検査とゲノムクリニックの違い

↑上の表(ゲノムクリニックWebサイトより引用)、わかりやすいですね。
19万8,000円か・・・でも本当に自分の疾患リスクが正しく判定されるなら検討ありですよね。

一方、実際ビジネスとして一番成功させているところはジェネシスヘルスケアでしょうね。楽天社らから累計30億円以上の出資を受けて、事業を拡大させています。

介護IT 4社:ブティックス社をウォッチリストに新規で追加

企業名 2018年6月 2018年7月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
NDソフトウェア[3794] 199 201 17.3 +2 108%
カナミックネットワーク[3939] 292 242 105.4 97%
インターネットインフィニティ[6545] 146 119 62.8 82%
ブティックス[9272] 105 117 87.9 111%


また、介護ITの領域に新たにブティック社をウォッチリストに追加いたしました。久々の追加です。

ブティックス社は、もともと介護用品をBtoCでオンラインショップを運営する会社でして、徐々に介護領域で業容を拡大させています。

現在の主要事業は、国内最大の介護事業社向けの展示会、CareTEX(ケアテックス)と、介護施設のM&A仲介が著しく伸びています。

▼CareTEX
http://caretex.jp/

これらが大きく伸び、2018年4月に東証マザーズに上場をしています。上場後、株価も順調に成長しており、今後が楽しみな会社です。

非常に面白い戦略をとっている会社なので、また時間ある際に、どこかでしっかり記事を書きたいなと思います。

海外医療ヘルスケアIT3社:TeladocがAdvance Medicalを買収!

企業名 2018年6月 2018年7月
時価総額 時価総額 予想PER 時価総額推移 騰落率
Teladoc[TDOC] 3,191 3,696 +505 119%
athenahealth[ATHN] 6,136 6,430 119.6 +294 105%
NantHealth[NH] 364 359 99%

※時価総額の単位は百万ドル


海外では大型買収のニュースです。
米遠隔診療No.1のTeladoc社が、アメリカ外を中心に医師への遠隔相談・セカンドオピニオンサービスを提供するAdvanceMedical社を買収しています。

こちらを見る限り、買収額はキャッシュとストック合わせてUSD 350millionということで、かなりの巨額の買収となります。またEBITDAがUSD 2millionであることを考えても、よく行ったなーと感じです。

Transaction Summary

Teladoc completed its acquisition of Advance Medical on May 31, 2018. Under the terms of the agreement, the purchase price consists of approximately $292 million in cash and $60 million of Teladoc common stock. Latham & Watkins LLP acted as Teladoc’s legal advisor and White & Case LLP acted as Advance Medical’s legal advisor.
Financial Reporting and Business Outlook
Advance Medical generated 2017 Revenues of approximately $63 million and Adjusted EBITDA of approximately $2 million.

しかし、この買収で、これまでアメリカのみでサービス提供をしていたTeladocが一気にそのサービス提供エリアを広げることができ、グローバルカンパニーとしての第一歩と考えると非常に楽しみです。

なおAdvanceMedicalのサービスは下記の動画を見るとわかりやすいですので、一度ご覧ください。

さて、以上で、今回の定点観測はおしまいとさせていただきます。

今月はあまりニュースがなかったのですが、やはりAdvanceMedicalの大型買収がデカかったですね。では、また来月お会いしましょう!!

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->頑張って毎月更新中!過去の定点観測はこちらのまとめよりどうぞ

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